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セッション前の相談の必要性:報連相は仕事でも遊びでも大事です。
2016/04/09/15:50:36
No.462
徹人
GMをしていて自信のあるシナリオなのにPCが思うように動いてくれなかった。
PLさんのノリがいまいちだった。
PC全体の行動方針がなかなか決まらず判断が鈍かった。
PC設定とシナリオの展開がかみ合わなかった。
そういった経験はないでしょうか?
シナクラなどその場のノリを楽しむようなシナリオならともかく、
PCの因縁を昇華したり、しっかりした背景設定を用いたりするタイプのシナリオでは
そのセッションが成功するか否かはキャラ作成、選考、実際のセッションに入る前の相談段階で9割型決まるといっても過言ではありません。
選考やシナリオ作成についてはこちらでよく解説されているので一読を勧めます。
http://sororatelier.sakura.ne.jp/cgi-bin/dual-cross_bbs/wu/sr2_bbs.cgi?action=show_all&txtnumber=log&pp_num=142&cat=&t_type=tree
http://sororatelier.sakura.ne.jp/cgi-bin/dual-cross_bbs/wu/sr2_bbs.cgi?action=show_all&txtnumber=log&pp_num=307&cat=&t_type=tree
このコラムで解説するのは選考前後のPLに対するGMやPL同士の相談の必要性と主だったやり方についてです。
この段階で上手く運び、参加者が盛り上がればそのセッションは成功が約束されたも同然です。
相談はIRCに元から備えられているトーク機能を用いて行うのがやりやすいでしょう。
複数のPLさん同士を相談させる必要がある場合はあらかじめ時間を決めてセッションチャンネルに集合させればOKです。
人によっては常にIRCに入ることができない人もいるため、告知掲示板やスカイプ、メール、Twitterなどの外部ツールを使うのもありです。
要は時間的に安定して会話ができる方法があればよいわけです。
選考後の相談:個別:ネタバレはすべきか?
2016/04/09/16:00:19
No.465
徹人
PLとGM同士の個別相談ではトークなどで他の人の目に晒さないようにしたほうがいいです。
こうすることで相談内容に直接かかわらないPLさんに対してはネタバレを防ぐことができます。
主な相談内容は該当するPLのPCの過去の掘り下げや、シナリオロイスとの関係性、そのシナリオでPCにどんな選択を迫るかなど
ネタバレや物語の核心に触れることが中心となります。
これをシステム的な処理にしたいならばRハンドアウトを作成する形になると思います。
ネタバレを危惧するあまりの情報の出し惜しみは人によって意見は分かれると思いますが、
私個人の考え方ではなるべく情報は明かした方がいいです。
何故なら「衝撃の展開」「大どんでん返し」といった展開はPLやPCの想定外を強く迫るものであり、
よほどセッション慣れしたPLさんでもなければこれからどう行動するかという判断が即座にできるようなものではないからです。
小説や漫画、ゲームなどでこういった展開がスムーズに行えるのは製作者自身が全てその流れを織り込んで作っているからで、
TRPGとは基本部分での勝手が違うからなのです。
どちらかといえばTRPGにおける事前相談は演劇における「脚本家が役者に台本を渡す行為」に近いと思ってください。
役者はシナリオの内容を全て知っていますが、そうでなければ彼らの演技力を100%発揮することはできません。
推理物シナリオにおける犯人やトリックの内容など、
それをネタバレしてしまってはシナリオそのものの意味がなさなくなると思われるネタバレの場合でも、
あらかじめある程度明かしたほうが進行自体は確実にスムーズになります。
ただこの辺りを明かすかはPLさんの好みやそのシナリオで何がやりたいかにもよるので
「隠したほうが面白く、PLもついていけそうなので問題ない」ならば明かさない判断でもよいでしょう。
また、実力の高い役者ならアドリブ演技も見事なもので、時には脚本以上に映える演技をしてくれるため、
同じようにTRPGでも、能力に信頼できるPLさん相手ならば事前情報なしでこういった隠された展開をするのもありです。
それでもPLさんの想定外の展開になることによるリスクは確実にあるということは覚えておいてください。
一言でまとめれば「時と場合にもよるが、個別相談ではネタバレを気にするよりもセッションの進行しやすさを優先したほうがいい」ということになります。
選考後の相談:全体:人間関係と因縁の構築
2016/04/09/15:54:34
No.464
徹人
選考後の相談で 特にPL全体で相談することはまず「PC同士の関係性」が筆頭になります。
ダブルクロスはPCやNPC同士の人間関係が特に重要なシステムなので
事前に関係性の有無と詳細を詰めてロイスを取りやすくするのはセッションを進行しやすくします。
特にUGNとFHのキャラが協力するなど、複数の組織のPCが同席するタイプのシナリオでは
別組織同士のキャラに面識があれば協力体制を築くのは非常に楽になります。
そしてキャラ同士に面識があるのならば過去に彼らの間でどんなやり取りがあったのかPL同士で考えるのも楽しいものです。
シナリオのシーン数に余裕があるのならばそういった彼ら同士の過去エピソードをシナリオ内で挟むことで
パーティーの一体感を高めたり、PCのシナリオロイスとなるキャラを同時に登場させることでの面識や繋がりの構築ができたりします。
またデータ的にPC同士がどういった段取りで戦闘やミドルでの援護を進めていくかといった相談も大事です。
このあたりが疎かになって戦闘中に戦略会議を開くような有様ではただでさえ時間のかかる戦闘がより冗長になってしまいかねません。(敵のデータにもよるのである程度は仕方ないですが)
更にセッションによってはGMオリジナルのルールや特殊なデータを用いることもあるでしょう。
事前にそれらのルールをPL全体に解説していくことによってセッション前に仕様や段取りを理解することができ、
実際のセッションでは有効な活用、迅速な進行が約束されます。
また、事前に他の人の目に晒すことによってオリジナルルール、データの不備やバランスの悪さに気付いてもらいやすく、
データの改善に繋ぐこともできます。
選考前の相談:そのPL・PCを選ぶべきか?
2016/04/09/15:53:38
No.463
徹人
選考前から参加希望者にトークを飛ばすなどして相談するのは、誰を参加者にするか決めあぐねた場合などに有効な手段です。
この段階で確認するべき内容は
該当シナリオに希望に出したPCがGMが思うような展開に乗ってくれるか
相性の悪いPL・PCが同じセッションに希望を出していないか、同席させるほかない場合どう折り合いをつけるか
セッションに希望を出しているPLさんが不慣れな人ばかりといった理由でフォロー役を頼める人が欲しい場合など
シナリオの進行以前にPL・PCがそのシナリオに「適格か」「必要か」というのを問うことが中心になります。
またよく知らないPLさんが希望を出している場合、
そのPLさんと別のセッションで同席したことのある人にその能力や人柄を問うことも大事になります。
他には応募されたキャラクターのRPや経歴などの参考にするため過去のセッションログをPLさんに求めるといった使い方もあります。
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