■シナリオメモ  1.敵役    ビリー・ヘンダーソン。不良グループのリーダーでオーヴァード生徒。    元いた学校では喧嘩不敗の悪ガキだったが、オーヴァードとしてはBランク。    自身より上位のランクにコンプレックス抱き、弱い生徒に目をつけては執拗なイジメを行っている。    葦原良男が主なターゲット。    良男が手に入れた勇気の仮面を奪い、自ら使用して衝動を暴走させる。  2.登場NPC  ビリー・ヘンダーソン   高等部2年。オーヴァード生徒で不良グループのリーダー。Bランク。    葦原良男   高等部2年。オーヴァード生徒だが能力はほとんど皆無。Cランク。    キャロライン・ヘンダーソン   高等部3年。非オーヴァード生徒。ビリーの姉。    ベアトリス・ハックマン   高等部2年。風紀委員長、裏コードネームは鉄の女。Sランク。  マスターブレイド   FHエージェント。良男の素質を認め、仮面を渡した。  3.アウトライン    仮面をつけて暴走するビリーを止める。 ■シナリオノート トレーラー   そのマスクをつけると陰気で気弱な昨日までの自分に別れを告げることができるという。 みんなの敬意を集める学園のヒーロー、そんな存在に憧れる生徒は少なくない。   「おい良男、パン買ってこいよ」 「あの……、お金……」 「あァ? なんか言ったかテメェ!?」 「ひィィッ! なんでもないです……」   ここにいる一人の少年もまた、そんな”ねがい”を抱えていた。   ダブルクロス 3rdEdition 「マスク」 ダブルクロス――、それは裏切りを意味する言葉。  ・ハンドアウト PC1 九鬼撫子 シナリオロイス:葦原良男 キミがこの学園にやってきて右も左も分からなかった頃、 本物のお人好し、或いは馬鹿と出合った。 彼はそれまでキミが出会ったあらゆる人間の類型に当て嵌まらなかった。 ただただ無償で、キミがこの学園に馴染めるよう尽くしてくれたのだ。 「やぁ、ようこそ。はは……、そ、そんな怖い顔してちゃ友達できないよ?」 PC2 フィオーナ・ブースロイド シナリオロイス:ベアトリス・ハックマン キミとキミの所属する報道部は危機的状況に立たされていた。全てあの部長のせいだ。 彼女が報道写真特集と題した生徒たちのあんな姿やこんな行為の写真集を発行するからだ。 結果、彼女は風紀委員に呼び出された。しかし、彼女はその役割をキミに押し付けた。 目の前の教室には風紀委員のベアトリスが控えている。 「よく来てくれた、少々ジャーナリズムについて語り合わないか?」 PC3 藤木権八 シナリオロイス:ビリー・ヘンダーソン キミと彼の因縁は浅くない。 彼はここ最近アカデミアに編入してきたのだが、瞬く間に不良グループのリーダーに収まった。 元いた学校では喧嘩不敗の悪ガキだったらしい。 今日もまた彼はキミの老け顔にケチをつけてきた。喧嘩を売るためだ。 「よぅデクの棒。テメェこんなところ突っ立てると通行の邪魔なんだよ。あぁ?」 PC4 明石蒼衣 シナリオロイス:キャロライン・ヘンダーソン 風紀委員では校内暴力の問題について本格的に対処するために、 校内暴力取締週間を設定して対策を強化していた。 パトロールを行っていたキミのところに、女生徒が尋ねてきた。 取締対象になっているビリーの姉のキャロラインだ。 「あの……、風紀委員さん…… ですよね?」  ・シーン構成 プレイヤー|PC1|PC2|PC3|PC4| オープニングフェイズ シーン1   ◎   ×   ×   × シーン2   ×   ◎   ×   × シーン3   ×   ×   ◎   × シーン4   ×   ×   ×   ◎ ミドルフェイズ シーン5   ◎   ×   ×   × シーン6   ×   ◎   ○   × シーン7   ×   ×   ◎   ○ シーン8   ○   ×   ×   ◎ シーン9   ×   ×   ×   × シーン10  ◎   ×   ×   ○ シーン11  ×   ◎   ×   × シーン12  ×   ○   ◎   × シーン13  ×   ×   ×   × シーン14  ◎   ○   ×   × シーン15  ○   ×   ◎   × シーン16  ×   ◎   ×   ○ シーン17  ×   ×   ○   ◎ シーン18  ◎   △   △   △ クライマックスフェイズ シーン19  ○   ○   ○   ○ エンディングフェイズ シーン20  ◎   ×   ×   × シーン21  ×   ◎   ×   × シーン22  ×   ×   ◎   × シーン23  ×   ×   ×   ◎ ※(シーンプレイヤー=◎ 登場=○ 登場可=△ 登場不可=×   プレイヤーがPCを登場させることができるシーン数をしっかり把握し、   管理しておきましょう) (例) プレイヤー|PC1|PC2|PC3|PC4| オープニングフェイズ シーン1   ◎   ×   ×   × シーン2   ×   ◎   ×   × シーン3   ×   ×   ◎   × シーン4   ×   ×   ×   ◎ ―――――――――――――――――――――――――――――――― オープニングフェイズ シーン1 「出会い」 シーンプレイヤー:九鬼撫子 キミは不本意ながら、組織から押し遣られるようにして学園島へやってきた。 半ば諦観しつつ船を降り、手続きのために校舎へと向かおうとした。 しかし、迷った。 生徒数2万を誇るアカデミアは巨大だった。 途方に暮れるキミに声を掛けた男子生徒がいた。葦原良男である。 「やぁ、もしよかったらぼくが案内するよ」 (回想シーンです) ・内容:撫子と良男の回想シーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― オープニングフェイズ シーン2 「鉄の女」 シーンプレイヤー:フィオーナ キミは知っている。楽しいことには時として対価が必要になることを。 しかし、部長のプリシラはそんなこと気にもかけなかった。 報道写真特集と題した生徒たちのあんな姿やこんな行為の写真集を発刊。 それが風紀委員長の目に留まり、呼び出されることになった。 彼女は滅多に冗談を言わない。 「よく来てくれた、少々ジャーナリズムについて語り合わないか?」 これは、彼女なりのソフトな導入なんだろうが、目が笑っていなかった。 ・内容:ベアトリスによる説教シーン 一時間ほど説教が続いた後 ベアトリス「そろそろ本題に入ろう」 ベアトリス「報道部に存在価値があることを証明したいなら」 ベアトリス「我々のプロパガン……、こほん」 ベアトリス「我々のドキュメンタリーを制作して、治安維持に一役買って貰う」 ―――――――――――――――――――――――――――――――― オープニングフェイズ シーン3 「大事なのはどっちに理があるかじゃない。どっちの理が通ったかだ」 シーンプレイヤー:藤木権八 槍術部の練習をいつものようにサボって、今日は何をすべきか思案していたところ、 イベントは向こう側からやってきた。 ビリー・ヘンダーソン、ロングビーチ出身の喧嘩無敗の悪ガキ。 金髪、タンクトップにハーフパンツ、豹柄のパーカーに真っ赤なコンバースのスニーカー。 「よぅデクの棒。テメェこんなところ突っ立てると通行の邪魔なんだよ。あァ?」 そして、彼はいつものようにキミに喧嘩を売ってきた。 ・内容:権八とビリーの喧嘩シーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― オープニングフェイズ シーン4 「校内暴力取締強化週間」 シーンプレイヤー:明石蒼衣 委員長がいつもの様に生徒会長の口車に乗せられて始まったこのキャンペーン。 しかし、実際に校内暴力は増加しており、対策の必要性には説得力があった。 そんなわけで、キミは早速いつにも増して気合を入れて校内パトロールを行っていた。 キミの要注意リストの中にはビリー・ヘンダーソンと藤木権八の名前がある。 「あの……、風紀委員さん…… ですよね?」 そんなキミに申し訳なさそうに声を掛けてくる女子生徒がいた。 たしか彼女はビリーの姉のキャロライン。 ・内容:キャロラインが詫びを入れるシーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン5 「良男の悩み」 シーンプレイヤー:九鬼撫子 最近彼は悩んでいるようだった。 よく見ると暴行を受けたような痕が残っている。 初めてキミと出会ったときの明朗さも陰を潜めてしまっている。 「はぁ……」 口から出るのは溜息ばかり。 どうやらキミから切り出さなくては埒が明かないようだ。 ・内容:良男の相談シーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン6 「取材」 シーンプレイヤー:フィオーナ 登場:藤木権八 キミの良く知っている巨木。もとい藤木が喧嘩をしたらしい。 正に校内暴力の現場である。 風紀委員の宣伝ドキュメンタリーの制作など、あまり気乗りする仕事ではなかったが、 部の存続のためには仕方ない。 キミは早速彼にインタビューをしてみることにした。 よくある音声加工とモザイクを施した犯罪者インタビューである。 ・内容:フィオーナが藤木にインタビューするシーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン7 「アカデミア最速の喧嘩っ速さ」 シーンプレイヤー:藤木権八 登場:明石蒼衣 校内暴力取締強化週間なるものが施行されていたらしい。 キミにとっては寝耳に水であった。 理由はどうあれ、キミは喧嘩をした。 それが、先ほど受けた妙なインタビューの理由と、 そして今、風紀委員の彼女がキミの目の前にいる理由である。 注意で済むのか、それとも何か罰があるのか、それは蒼衣の胸先三寸次第である。 ・内容:明石蒼衣が藤木権八を注意するシーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン8 「撫子の想い」 シーンプレイヤー:明石蒼衣 登場:九鬼撫子 中等部の風紀委員である撫子は、校内暴力の有様を良男から聞かされていた。 しかし彼女は中等部であり、良男の問題は高等部の出来事である。 早速一つ手柄を挙げたキミなら、彼女の力になれるだろう。 キミには大切なキミの後輩のために一肌脱ぐべき時が来ていた。 ・内容:撫子と蒼衣の相談シーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン9 「マスク」 マスターシーン 高等部、とある教室。 教室の後ろの方の席一帯をビリーの不良グループが占拠し、タバコを吹かしていた。 勿論授業中であるが、教師は報復が怖くて注意できない。   ビリー「おい良男、パン買ってこいよ」 良男「あの……、今授業中……」 ビリー「あァ? なんか言ったかテメェ!?」 良男「ひィィッ! なんでもないです……」 誰一人ビリーのグループに注意できない中、 葦原良男ただ一人がビリーに意見した。 その結果はフルボッコであり、それ以降良男はビリーのパシリに成り下がった。 授業中で人影のない廊下を購買に向かって歩く良男。 その足取りは重かった。 良男「こんなの、絶対おかしいよ……」 マスターブレイド「何もおかしくない。世の摂理は弱肉強食、お前に力が無かっただけのこと」 急に空気が冷え込んだ。 良男の前に現れたのは抜き身の刃を手に持つ般若面の男。マスターブレイド。 マスターブレイド「葦原良男――。手合わせ願おう、と言いたいところだが」 マスターブレイド「今のお前では些か俺の相手として役不足」 マスターブレイド「”この仮面”を使うがいい。そして強くなれ」 マスターブレイド「お前が強さを手にしたとき、また会いに来よう」 マスターブレイド「期待しているぞ。葦原良男――」 それだけ言ってマスターブレイドは、良男に仮面を手渡した。 ・内容:良男がマスクを入手するシーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン10 「ヒーロー参上!?」 シーンプレイヤー:九鬼撫子 登場:明石蒼衣 ビリーが教室で暴れているという情報を察知したキミたちは早速現場に向かった。 しかし、そこには信じられない光景があった。 ビリーたち不良グループは一人残らず倒され、 マスクを付けた謎の生徒が、不良の一人を人間椅子にしながら極太の葉巻を楽しんでいた。 マスク「悪は去った! さ、授業を再開してくれたまえ」 正直もう授業どころの話ではなかった。 ・内容:マスクとの遭遇シーン マスクは撫子を強く抱きしめ、その耳元で囁いた。 マスク「ずっとこうしたかったんだ。愛してるよ撫子」 そして、マスクはキミの頬にキスをして、瞬間退場。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン11 「鉄の女2」 シーンプレイヤー:フィオーナ キミは犯罪者インタビューの動画データをベアトリスに検閲……、 もといチェックされていた。 インタビューで上書きする前のデータじゃなくて本当に良かった。 ベアトリスはとても満足そうだった。 ところが、一人の風紀委員の生徒が入ってきて、 ベアトリスに何か告げると彼女の様子が豹変した。 ベアトリス「ディオゲネスクラブだ」 ・内容:フィオーナに現場に向かうよう指示されるシーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン12 「マスク2」 シーンプレイヤー:藤木権八 登場:フィオーナ ビリーの教室で何か騒動があったらしい。 これ以上ヤツに関わるべきではない。 風紀委員に注意されたばかりであり、これ以上の問題は起こすべきではないだろう。 と、ビリーの教室とは逆の方向に向かって歩いていると、 マスクをつけてVサインしている生徒と、 それにインタビューしているフィオーナの姿を発見した。 ・内容:マスクとの遭遇シーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン13 「マスク3」 マスターシーン 良男は仮面を手に震えていた。 彼は確かに力を手に入れたのだ。 しかし、彼が欲しかったのはこんな力じゃない。 ほんの少しの勇気。それだけだった――。 マスクは確かに魅力的だった。 それを装着している間、良男は何ものにも変えがたい高揚感を得ていたし、 自信に溢れて、何でもできそうな気がした。 しかし、 良男「こんな仮面に頼って得る力なんて……」 良男「…………、捨てよう。こんな力間違ってる」 ビリー「こんなことだろうと思ったぜ良男。さぁ、そいつを俺に渡すんだ」 良男「ひっ!? ビ、ビリー!!」 ・内容:ビリーが仮面を手に入れるシーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン14 「マスクの正体」 シーンプレイヤー:撫子 登場:フィオーナ キミはマスクの正体を突き止めなければならない。 今でも彼の体温が忘れられない。 じゃなかった。彼の蛮行は許せない。 フィオーナがマスクを撮影した映像データを持っているというので、 早速それを検証し、マスクの正体を暴くことにした。 ・内容:撫子とフィオーナの映像データ検証 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン15 「番町連の成すべきこと」 シーンプレイヤー:藤木権八 登場:撫子 あのマスク、どう考えてもディオゲネスクラブと関わりがある。 ならばキミのすべきことは一つだ。 学校の平和をディオゲネスクラブから守る。 撫子がどうやらマスクの正体に関する情報を掴んだらしい。 キミは早速彼女の元を訪れた。 ・内容:撫子が藤木にマスクの正体を、話すかどうにかするかするシーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン16 「マスク、学園席捲!」 シーンプレイヤー:フィオーナ 登場:明石蒼衣 神出鬼没のマスクが学園で大暴れしている。 風紀委員も教師陣も手が付けられないほどにだ。 キミは違和感を感じていた。 キミがインタビューしたマスクは確かにイカレた男だったが、 しかし、学園に牙を剥く様な人間には見えなかったからだ。 そしてキミは明石蒼衣とビリーの姉のキャロラインの立ち話を耳にした。 キャロライン「あの、風紀委員さん…… あのマスクの正体……」 キャロライン「あれはきっと弟のビリーなんです」 ・内容:キャロラインが蒼衣にマスクの正体を語るシーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン17 「助っ人」 シーンプレイヤー:明石蒼衣 登場:藤木権八 マスクの正体はハッキリした。 キミはあのイカレた仮面野郎に風紀委員として制裁を加えなければならない。 そして、キミは思い出した。 自分には手駒があることを、彼を使うなら今しかない。 ビリーのライバルの巨木、もとい藤木権八。 キミは早速彼を呼び出した。 ・内容:藤木が蒼衣と協力するシーン ―――――――――――――――――――――――――――――――― ミドルフェイズ シーン18 「作戦開始!」 シーンプレイヤー:九鬼撫子 登場可:フィオーナ、藤木権八、明石蒼衣 マスクの正体は掴めた。 あとはどうやって神出鬼没のヤツを捕まえるか、 何を考えるにも、まずは情報が必要だ。 (情報収集シーンです) ・内容:情報収集シーン ・情報項目 「マスクの動向」 技能:情報アカデミア 目標値9 マスクことビリー、ウィリアム・ウェイン・ヘンダーソンは、 アカデミア編入前はロングビーチで喧嘩負け知らずの不良だったが、 オーヴァードに目覚めたことでそれまでの生活を送れなくなった。 アカデミア編入後も前と同じく喧嘩で名を馳せる不良としてやっていこうとしたが、 彼のオーヴァード能力はBランクであり、AランクやSランクの壁を越えることはできなかった。 特に素行の悪さを咎めてきたベアトリスには、一度手酷くやられている。 マスクの狙いはベアトリスを屈服させることだ。 急がなければベアトリスが危ない!! ―――――――――――――――――――――――――――――――― クライマックスフェイズ シーン19 「ショーダウン!」 風紀委員が利用している教室には、マスクとビリーの取り巻きたちが屯していた。 マスクは40cmくらいある舌を伸ばしてベアトリスの頬をベロベロ嘗め回しながら、彼女を侮辱していた。 マスク「んっふぅ。もっと可愛く鳴いてごらん子猫ちゃん!」 ベアトリス「ゃ、やめろっ! 気色悪い……」 取り巻き1「流石ビリーの兄貴、風紀委員長も怖くないぜ!」 取り巻き2「兄貴! ビデオ回す準備OKッスよ!」 マスク「ふはははっ! 早速、全校生徒向けの委員長の素敵なプロモーションムービーを撮影するぜ!」 ・内容:マスクとの戦闘シーン マスクがパチン!と指を鳴らすと、 部屋の壁、床、天井から無数の触手が伸び、ベアトリスを拘束した。 ※マスクがキングダム使用、教室を触手ジャームに造り替えた! 触手からは何故か服だけ溶かす液体が滴っており、 このままではベアトリスが大変なことになってしまう! マスク「イッツ! ショォォォォタイムッッッ!!」 名称:ベアトリスを救出せよ! 終了条件5ラウンド経過 判定:肉体 難易度:7 最大達成値:30 経験点:3点 完了値:12 ・イベント「写真に収めろ!」 イベントトリガー:進行値が4に達する。 ジャーナリズムとは真実を伝えることだ。 それならば、この状況を記録しておくことも大切な仕事のはずだ。 判定技能に芸術:ビデオ撮影を使用できるようになり、難易度が8になる。 ・イベント「ベアトリスを勇気付けろ!」 イベントトリガー:進行値が8に達する。 あまりにあんまりな状況にベアトリスが泣き出してしまった! どんな危機が迫ろうと学園の風紀委員長を折れさせるわけにはいかない! 判定技能に意志を使用できるようになり、難易度が9になる。 ベアトリス「こんな……、こんな愚劣な行為に風紀委員の私が屈し…… うぅ……、えぐっ……」 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ■告知 トレーラー   そのマスクをつけると陰気で気弱な昨日までの自分に別れを告げることができるという。 みんなの敬意を集める学園のヒーロー、そんな存在に憧れる生徒は少なくない。   「おい良男、パン買ってこいよ」 「あの……、お金……」 「あァ? なんか言ったかテメェ!?」 「ひィィッ! なんでもないです……」   ここにいる一人の少年もまた、そんな”ねがい”を抱えていた。   ダブルクロス 3rdEdition 「マスク」 ダブルクロス――、それは裏切りを意味する言葉。     参加NPC    ビリー・ヘンダーソン   高等部2年。オーヴァード生徒で不良グループのリーダー。Bランク。    葦原良男   高等部2年。オーヴァード生徒だが能力はほとんど皆無。Cランク。    キャロライン・ヘンダーソン   高等部3年。非オーヴァード生徒。ビリーの姉。    ベアトリス・ハックマン   高等部2年。風紀委員長、裏コードネームは鉄の女。Sランク。     ハンドアウト   PC1 九鬼撫子 シナリオロイス:葦原良男 キミがこの学園にやってきて右も左も分からなかった頃、 本物のお人好し、或いは馬鹿と出合った。 彼はそれまでキミが出会ったあらゆる人間の類型に当て嵌まらなかった。 ただただ無償で、キミがこの学園に馴染めるよう尽くしてくれたのだ。 「やぁ、ようこそ。はは……、そ、そんな怖い顔してちゃ友達できないよ?」   PC2 フィオーナ・ブースロイド シナリオロイス:ベアトリス・ハックマン キミとキミの所属する報道部は危機的状況に立たされていた。全てあの部長のせいだ。 彼女が報道写真特集と題した生徒たちのあんな姿やこんな行為の写真集を発行するからだ。 結果、彼女は風紀委員に呼び出された。しかし、彼女はその役割をキミに押し付けた。 目の前の教室には風紀委員のベアトリスが控えている。 「よく来てくれた、少々ジャーナリズムについて語り合わないか?」   PC3 藤木権八 シナリオロイス:ビリー・ヘンダーソン キミと彼の因縁は浅くない。 彼はここ最近アカデミアに編入してきたのだが、瞬く間に不良グループのリーダーに収まった。 元いた学校では喧嘩不敗の悪ガキだったらしい。 今日もまた彼はキミの老け顔にケチをつけてきた。喧嘩を売るためだ。 「よぅデクの棒。テメェこんなところ突っ立てると通行の邪魔なんだよ。あぁ?」   PC4 明石蒼衣 シナリオロイス:キャロライン・ヘンダーソン 風紀委員では校内暴力の問題について本格的に対処するために、 校内暴力取締週間を設定して対策を強化していた。 パトロールを行っていたキミのところに、女生徒が尋ねてきた。 取締対象になっているビリーの姉のキャロラインだ。 「あの……、風紀委員さん…… ですよね?」     日時:6月3日 22:30〜28:00 募集人数:4人 シナリオ傾向:学園青春グラフィティ 連絡事項:参加させたいPCを最大二人まで添付してご応募ください。       締切は6/2の24:00、もしくは参加希望者が10名に達した時点とします。       参加PCを決定し、選考結果と共にハンドアウトを提示します。       当選された方で、ハンドアウトの変更を希望したい場合や、時間に間に合わない等の連絡がありましたら、       お早めにkazuyaまでよろしくお願いします。 レギュレーション:Exp〜100、アカデミアのPCのみ セッションチャンネル: #デュアルクロス_カズ #デュアルクロス_カズ裏 #デュアルクロス_カズデータ