Bermuda Triangle あまりに多数の応募で恐縮です。下記の4人に決定しました。 初めてセッションに応募する方も多数いましたが、流石の盛況で拾いきれず申し訳ない またの機会に遊びましょう。 なお、ハンドアウト詐欺とか言われても不思議ではないほどハンドアウトとシナリオロイスが変更されました。 PC1  如月葵 君はスーパーの福引で運よく一等を当て、ゴールデンウィークの一週間をカリブ海の保養地を巡る旅に行けることになった。 義理の父母は仕事の都合で行けないために、君は義妹の如月唯と友人の猫川美亜、唯の友人の遠坂頼を誘うことにした。 しかし幸先はよいものとはいい難かった。猫川が時間いっぱいまで買い物がしたい、とココナッツグローブ(マイアミの高級ショッピング街)と言いだし、頼がそれに付き合う形になった。 自分たち姉妹が一足先にバスで豪華客船に向かい、離れ離れになったのがケチのつけはじめだろう。 唯「 頼と美亜先輩は次の港で合流、だってさ。 事故があって渋滞に巻き込まれたらしいよ? 」 シナリオロイス:如月唯 PC2 帝国の亡霊 笹山時子 ハンドアウト内容: 君は霧谷雄吾に呼び出されるなり緊急の任務を言い渡された。 コードウェル博士が休暇のためカリブ海のクルーズ旅行へ出かけるという情報が入った。 多忙を極めるであろうコードウェル博士が単なる休暇に出かけるとは思いにくく、その真意を探ってほしいとのことである。 君は博士が乗っている豪華客船「スター・エリアル」に乗船していた。 とはいえ博士の周辺は休暇中といえども無警戒には近寄れまい、部屋は特定できたものの廊下側で春日恭二が見張りについている。 どうしたものかと思案していたところ、君の背後から聞き覚えのある声がかけられた。 シナリオロイス:オールド・エスフィン・ブースロイド PC3「フェローシャス」ロペス・柴田・フローレンス ハンドアウト内容: コードウェル博士がFH日本支部の代表に就いてから度々彼の方針に反逆するセルが相次いでいる。 その勢力はマスターレイスらの活躍もあって日に日に沈静化しているが、一方で面従腹背の態度を取るセルも数多く存在すると思われる。 そこで博士は海外へ休暇を取りにいく、との名目で自身の身辺をあえて無防備にし、その情報を各セルへわざと流すことで反乱分子を炙り出す計画を立てた。 ただし万が一があってはならないので、現地へ行くのは博士本人ではなくエフェクトで博士に偽装したマスターレイス09 レリア・ジュリーだ。 君は春日恭二とともに偽博士レリアの身辺警護の任務に就いた。 そして今君はマイアミ郊外の道をオープンカーで移動していた。 シナリオロイス:マスターレイス09レリア・ジュリー PC4 神託(Oracle) 遠坂 頼(とのさか らい) ハンドアウト内容: 君は同級生で友人の如月唯とその姉の如月葵、その同級生の猫川美亜とともにカリブ海へ旅行へ来ていた。 唯がスーパーの福引で一等を当て、ゴールデンウィークの家族旅行の権利を勝ち取った。しかし唯の両親は仕事の都合で行けないために如月姉妹はそれぞれ一番仲のよい友人を誘ったのであった。 しかし幸先はよいものとはいい難かった。猫川が時間いっぱいまで買い物がしたい、とココナッツグローブと言いだし、自分がそれに付き合う形になった。 如月姉妹が一足先にバスで豪華客船に向かい、離れ離れになったのがケチのつけはじめだろう。 美亜「・・・あれ、ちょっと・・・らいー? なんかこのバスさっきから全然進んでなくない? 」 如月姉妹と一本遅れで乗ったバスはおびただしい渋滞に巻き込まれていた。 シナリオロイス:ミーアキャット 猫川美亜    オープニング1 シーンプレイヤーロペス 登場不可 君はマイアミ郊外の道をオープンカーで移動していた。 これから豪華客船「スター・エリアル」に乗り、偽コードウェル博士ことレリア・ジュリーの休暇を何者にも邪魔されぬよう守るためである。 君は助手席、運転席には春日恭二、後部座席には足を組みながら悠々と難しい研究書を読む(偽)コードウェル博士。 天使の外套での偽装とはいえ、その挙動は癖一つにいたるまで本物とまるで相違ない。普段から博士につき従っているマスターレイスゆえの再現率である。 そして、その更に後ろ10mほど先には こちらを轢き潰そうと差し迫るモンスタートレーラー及びこちらを蜂の巣にしようとトレーラーに乗るヒットマンたち ヒットマンたち「 祈りは済んだかコードウェル! くたばりやがれ! 」 登場&RPどうぞ 偽コードウェル  (ちらり) 後ろの連中には歯牙にもかけず、相も変わらず涼しい顔で研究書を読んでいる。が、君たちに一瞥して早く静かにさせてくれ的に催促。 ヒットマンの一人はモルフェウスらしい、エフェクトでトレーラーの前輪を普通の車一台分くらいの直径に巨大化させ、回転ノコギリのようなスパイクタイヤに変化させる。 ヒットマン「まとめてミンチだ!」 残りのヒットマンはノイマン的な正確な射撃をオープンカーに加える。 春日が無理やりなドライビングテクニックを駆使して何とか機体への致命傷は避け続けているがこのままではもたない。車同士の距離が9m、8mと縮んでいく。 援護射撃でオープンカーの速度を殺し、トレーラーでぐちゃぐちゃにひき潰すつもりだろう。 春日「ええい、ひとの休暇を邪魔する無粋な連中どもめ!! ロペス、こっちはいっぱいいっぱいだ。何とか連中を始末してくれ! 」 というわけで演出戦闘入ります。トレーラーをぼこぼこにしてやってください。 トレーラーは前輪が片方外れ、バランスを崩してごろごろと盛大に横転する ヒットマンs「 うぎゃああああああ!!! 」 どーん! ガソリンタンクが破裂してヒットマンたちを巻き込んだ大爆発が起こった。 レリア(偽博士)「・・・やれやれ、色々と救いようがないな。」「 さて、時間を食わせてしまった。出航時間はもうすぐだ。 急いでくれたまえ、春日。 」  なお、春日が言うにはレリアの特技はコードウェル博士の物真似だそうだ。 オープニング2 シーンプレイヤー頼 登場不可 君は同級生で親友の如月唯とその姉の如月葵、その同級生の猫川美亜とともにカリブ海へ旅行へ来ていた。 唯がスーパーの福引で一等を当て、ゴールデンウィークの家族旅行の権利を勝ち取った。しかし唯の両親は仕事の都合で行けないために如月姉妹はそれぞれ一番仲のよい友人を誘ったのであった。 しかし幸先はよいものとはいい難かった。猫川が時間いっぱいまで買い物がしたい、とココナッツグローブ(マイアミの高級ショッピング街)と言いだし、自分がそれに付き合う形になった。 如月姉妹が一足先にバスで豪華客船に向かい、離れ離れになったのがケチのつけはじめだろう。 美亜「・・・あれ、ちょっと・・・らいー? なんかこのバスさっきから全然進んでなくない? 」 如月姉妹と一本遅れで乗ったバスは渋滞に巻き込まれていた。 運転手「・・・なんでもこの先で大型トレーラーが爆発炎上する事故があったそうですね・・・ すみません、しばらくここから動けそうにありません 」 美亜「 え〜、出航まであと10分しかねーじゃーん! 」 運転手「 すみません、出航時間は流石に遅らせられませんが・・・旅行会社から高速クルーザーを用意しますので、次の港でスター・エリアルにお乗り下さい。」 唯「 ・・・あーあ、福引で運を全部使っちゃったのかも 」 「 次の港でまた会おうねw 」 オープニング3 シーンプレイヤー時子 登場不可 君はUGNの任務で急遽カリブ海へ休暇を取ったコードウェル博士の動向を探るように言われ、豪華客船「スター・エリアル」に乗船していた。 とはいえコードウェル博士の周辺は休暇中といえども無警戒には近寄れまい、部屋は特定できたものの廊下側で春日恭二が見張りについている。 春日「 まったく、夜通し運転してきたのに欠伸をする暇すらないではないか。  」 理由は詳しくわからないが、春日は警戒心マックスだ。イージーエフェクト獣の直感をフル稼働させている。 どうしたものかと様子をうかがっているところに、後ろから聞き覚えのある声がかけられた。 フィン「 これは懐かしいというべきかな? しばらくぶりだな、ミストキコ。相変わらずそうで何よりだよ。 」 洗練されたフォーマルスーツの老ジョンブル、フィン・ブースロイド(上級P115)だ。 彼はMI6の諜報員であり、太平洋戦争時代からの付き合い、というか腐れ縁だ。 最初の出会いは敵として、戦後は時と場合によって世界の様々な場所であなたの敵にも味方にもなっていた。食わせ者ではあるが、奇妙な信頼感がある老人である。 登場&RPどうぞ フィン「 ここは豪華客船だよ そんな気が抜けない仕草では警戒してます、といっているようなものだね。 よければわたしの部屋でティータイムでもどうかね? 」 フィン「 君に誤魔化しやはぐらかしは通じないからね。 」「 正直に言えば、わたしは船岡源蔵を追っている。 ・・・君と同じ日本軍の超人兵士だ。 」 フィン「 彼は当時英国領だった香港に停泊していた戦艦クイーン・メアリーを乗員ごと一夜で消し去った。そこには依頼者の肉親もいてね。その消息を追っているのさ 」 フィン「 彼は今、バミューダ・トライアングルの名でFHに属しているという情報を得た。だからコードウェル博士を追う君と協力し合うのは悪い話ではないと思うのだよ。 二人が同じ客船にいるのは無関係ではないだろうからね。 」 フィンは席をたってテラスをたむろするカモメをひょいと抱き上げる。 カモメ?「 みゃぁ 」ぱたぱた  フィン「 ふふ、可愛いだろう? 私の発明品の一つだ。 毛皮の隙間にカメラを内蔵してある。 」 オープニング4 シーンプレイヤー葵 登場不可 唯「 じゃあね、次の港でまた会おうね 」 と、唯は携帯電話を切った。相手は妹の友人の遠坂であろう。 唯「 頼と美亜先輩は次の港で合流、だってさ。 事故があって渋滞に巻き込まれたらしいよ? 」 ここは豪華客船「スター・エリアル」の客室の中。妹の唯がマイアミで別れた頼と美亜が次のナッソー港で合流するという報告をした。 登場&RPどうぞ 唯「 頼と一緒は明日にお預けかー。 」あーあ、とため息をついて掌で携帯をいじる。 唯「 事故っていえば、このあたりの海はバミューダ・トライアングルっていって、昔から多くの船や飛行機が行方不明になったり事故に遭ったりしてるらしいよ。 おかしなことにならなきゃいいけどねー 」 とか言っている割には唯の顔はわくわくしている。危険をスリルと変換しているような口ぶりだ。 唯「 お姉ちゃん、せっかくだし二人がいないうちに船の中を探検してみない? 」 豪華客船、というだけあって船の調度は洗練さに満ちている。 すれ違う添乗員も他の観光客も船に馴染んだお金持ちばかりらしく、自分たちが映画のワンシーンに紛れ込んだような錯覚さえも受けてしまう。 唯「 えへへ、お姉ちゃん、お先ーw 」 しかし、唯は雰囲気に飲みこまれるどころか異世界探険に心を躍らせている。一足先に彼女は階段を駆け下りた。次の光景を早く見たいがために。 唯「 あれ? これは何だろ、 ねぇ、お姉ちゃん 早くー! 」 「 あれ・・・? 」 唯に急かされ階段を下りてみるが、唯の姿はどこにもなかった。 彼女は忽然と消えてしまった。それこそバミューダ・トライアングルに魅了された挙句失踪した船のごとく。 ミドル1 シーンプレイヤー:葵 自分をからかってかくれんぼでもしているのだろうか? 単に広い船内で道に迷ったのだろうか? それにしては唐突すぎる。 周囲を探してみると、急に氷の刃に刺されたような恐怖を感じた。デッキの方からだ。 この先に行ってはダメだ・・・と本能的に感じたが、まさか唯は 登場&RPどうぞ デッキからは青々とした空、茫洋たる海、潮の香り、徐々に膨らみつつある暗黒球体が見える。 今は大きめのテレビほどの大きさだが、はっきりと見てわかる程度に膨らみ続けている。 そして、暗黒球体の周りには倒れた大勢の乗客・・・その中に唯の姿もあった。 球体に近づくと足元がすくみ上り、巨岩を背負っているかのように体が重くなる。オーヴァードである自分でさえこうなのだ、常人ならば気絶して当然だろう。 周りをよく見てみると・・・ こんな異質な物体があるにもかかわらず船縁の椅子に腰かけて悠々と読書を進めている日本人の老紳士がいる。 老紳士は時の止まった腕時計をつけている。 老人「 おや、こんにちは 」「 ああ、それは放っておいてよいのだよ。 すぐにこの場に静寂と平和をもたらしてくれる。 」 暗黒球体は膨大な重力を発している。近づいて唯を助けるのは簡単なようにみえて至極困難だと理解した。 そしておそらくこの老人が元凶であることも理解した。 老人「 やれやれ、最近の若い者はとかく力を振り回したがるな。 」「 私は戦いは嫌いなのだよ。 」 「 お金はかかるし、腹は減るし、人生の無駄だし、何より命を賭けるなんて愚かしい 」 老人が葵を凝視すると重力球が葵の手前に現出する、すると高重力が支配し葵の全身を握りつぶす。 今度ばかりはオーヴァードであろうとやすやすと耐えきれるものではない。 老人「そして、私は超人・・・オーヴァードも大嫌いだ。 それ自体が戦いの運命を決定づけられているからな。 」 老人「だから、もう戦わなくていいようにしてやろう。」まばたきをせずに眼力を重力場に集中させる。 すると心臓が握りしめられるような、脳みそをわしづかみにされるような重みが体の内側に直接加えられる。このままでは長くはもたない。 ???「貴様ぁ! そこで何をしているッ 」「 さては貴様も反乱分子かッ 」 老人「む・・・ 」 老人の背にした方向からやたらと響く男の声がかけられ、そちらを見ようと振り向く前に獣の鋭い爪の一撃が老人を襲った。 老人「むはぁ・・・・ 」 老人が血しぶきを散らせながら突き飛ばされる。意識が離れたためか葵を縛り付けていた重力場が消滅する。 唯 「・・・お姉ちゃん・・・助けて・・・」 そうこうしているうちに唯は膨らむ暗黒球の中に飲みこまれてしまった。 春日「 何を企んでいるかは知らんが、この春日恭二の目の届くところで狼藉を働く者は踏みつぶしてくれる! 」 老人「 小癪な・・・コードウェルの犬め 」 老人の黒い瞳に眼力が集中する。 今度は春日の手前に重力場が現れ春日を縛り付け、重みをくわえる。 春日「ぐぉおおおおおぉぉぉお!!! 」 春日がキュマイラだと悟ると、先程葵が受けた重力の何倍もの負荷を一瞬にして最大限にかける 春日の骨が砕け、肉が締められる音が生々しい 老人「・・・ 久しぶりに立て続けに力を使ったせいで貧血が・・・ だから戦いは嫌いなのです。 」 謎の老人はエネミーエフェクト【瞬間退場】を使用 ディメンジョンゲートを使ってどこかに消える。 ようやく葵はまともに動けるまでに態勢を取り戻した。 春日「・・・ぐぐ、、、おい、お前・・・ 」 春日「俺はこの通り動けない。 代わりにこれをD015室に届けてくれ」 葵は春日から「アンパンと牛乳」を手渡された! ミドル2 シーンプレイヤー:時子、ロペス ロペスは特等客室のうんざりするような品の良さを堪能しつつ、部下の研究レポートを黙読するレリアを横目に任務を続けていた。 船に入ってからというもの襲撃も妙な気配もない。せいぜい空にかもめが飛んでいるぐらいだ。欠伸が出る。 レリア(偽博士)「 春日は遅いな・・・ 流石にアンパンは船に置いてないのか 」 春日はレリアにアンパンと牛乳を頼まれて調達しに行ったばかりであった。 このまま平穏のうちに時が過ぎるのだろうか・・・? 一方時子はフィンから借りたカモメ型ラジコンカメラで二人の様子をうかがっていた。 登場&RPどうぞ レリア(偽博士)「甘いものは頭の働きをスムーズにしますし、牛乳は骨を強くします。体にはよいですよ?」 テラスからなんとやなしに外を見ていたロペスだが、デッキのほうに何か妙な黒い影が 雨雲にしては近すぎる。 それは時子のカメラも見逃さなかった。放置すれば博士の動向よりも大変なことが起きると勘が働いた。 二人がデッキにかけつけると、屋敷ほどに成長しデッキを占拠した暗黒球とそれに飲みこまれる人々、何者かにやられたらしい春日の姿 そこでばったり鉢合わせる時子とロペス。お互い敵対組織の人間だと知ってていいですし、不都合そうなら知らなくてもいいです。 そうこうしていると、船が完全に暗黒に飲みこまれたのか空は黄昏のような薄暗い色に変貌する。 海は錆びた鉄のような悪臭が漂っており、どろりとして血の沼のようである。そして海の方々に古めかしい艦船やレシプロ機の残骸が浮かんでいる。 海の墓場、伝説のバミューダ・トライアングルの正体と見紛うばかりの死の海の光景。 ガアアアアアン!! 客船が艦船に衝突したようで、激しい振動に見舞われる。 そして間髪おかずに、大勢の誰かが船に乗り込んでくる。それらはレトロな銃や銃剣、軍刀で武装しており、顔色から一切の精気と眼精の輝きを失せた人型の何かだった。 兵隊ジャーム「 カエリタイ・・・ 」「 タスケテ・・・ 」 「 シニタクナイ・・・ 」 時子はわかる。古い記憶を遡れば思い出す。こいつらは太平洋戦争で相対した米英の兵士たちだ。見るも無残にジャーム化している。 聞くだけで発狂しかねない叫びを上げながら、行き場のない衝動を他者に押し付けるべく兵士たちは君たちに襲いかかってきた。 演出戦闘入ります。好きにやっちゃってください。 Eロイス:悪意の伝染 ミドル3 シーンプレイヤー:頼 2時間ほどののち、頼と美亜はようやくマイアミの港へ到着した。今は豪華客船に追いつくために高速クルーザーの準備を待っている。 係員「 え、スター・エリアルが海上で消えた? そんな馬鹿な 」 係員が電話を取るなり不審げな顔をする 係員「 すみません、トラブルがあったようで 大変恐縮ですが、もうしばらくお待ち下さい 」 二人に説明をしに来た係員の顔はキツネにつままれたようであった。 登場&RPどうぞ 美亜「・・・何それ マジかよー、、、う・・・ 」 美亜は気分が悪そうだ。 係員「 おそらく計器の故障でしょうが、明日にはナッソーにつきますので 」 美亜「 ・・・ずっとバスに乗りっぱなしだったから・・・車酔いが・・・ 」青ざめている 係員「 すみません、よろしければ救護室でお休みください。 」 と、美亜はぐだぐだになりながら救護室へ さて、頼は何をしようと考えていると、唯の携帯の電波を体に感じた。 しかしそれは海ではなく陸のほうからだ。しかも近い。 その場に駆けつけてみると ディメンジョンゲートの出口が現れていて、そこから日系の老紳士が現れた。老紳士の腕には時の止まった腕時計がつけられている。 老人が開いた暗黒球にぶつかると頼は目の前が真っ暗になり、やがて赤黒い色の海の中へ放り出された。 無数の廃船と飛行機の残骸、そして水中にかすかに見える人の手、手、手 言語の形を成さない怨嗟を叫ぶジャームの手が頼の体を掴み、海へ引きずり込もうとする ミドル4 シーンプレイヤー:ロペス、葵 登場可能:時子 ジャームを撃退するが周囲はまさしくバミューダ・トライアングルの墓場ともいえる船と飛行機の墓場になってしまった。 ロペスは現状を報告にレリアのところへ戻る。 そこへ牛乳とアンパンを持ってやってきた葵。 レリア(偽博士)「・・・噂に聞いたことがあります。バミューダ・トライアングルという名の個人セルは可能な限り戦いを避け、建物や移動手段ごと対象を亜空間に飲みこみ抹殺すると。」 レリア(偽博士)「 ほとんど自分からは積極的に動かないらしく、能力の強さに反して知られていない方だそうで、わたしにもそれ以上はわかりません。 」 レリア(偽博士)「 お父様の敵ならば、目の前に現れてくれさえすればどうとでもなるのですが・・・このままでは亜空間に放置されたままでしょうね。空間を脱出することが先決です。相手がUGNとはいえ、争っている暇はありません。 ここから抜け出るまでは一応の協力体制をとりましょう。」 レリア「 あなたはどちら側でも無いようですね。ですが、わたしたちと同じ力を持つ以上、手を貸していただきますよ 」 ミドル5 シーンプレイヤー:時子、頼 登場可能:ロペス、葵 ジャームを撃退するが周囲はまさしくバミューダ・トライアングルの墓場ともいえる船と飛行機の墓場になってしまった。 時子は現状を報告にフィンのところへ戻る。 フィン「大変なことが起きたね、ミストキコ。 ・・・まさかこれが船岡の能力の正体か。」 フィン「ところで、海上に不自然な電波を感じたので、ラジコン鳥に回収させに行ったのだがな 」 フィンの部屋のテラスにはびしょ濡れの頼が気を失っていた。 登場&RPどうぞ 頼は意識を取り戻して構いません フィン「これほどの規模の亜空間を容易く作り出すには何らかの儀式か特殊なアイテムがいるだろうな。 それをどうにかすれば・・・というところか 」 フィン「 気分はいかがかな? ・・・もう大丈夫だよお嬢さん 」 ミドル6 シーンプレイヤー:葵 登場自由 とにかくこの亜空間から脱出しなければ話にならない。 その目的に関しては全員が一致している。無駄に争いを フィンの予測ではこの亜空間にはこの空間を形成するための鍵となるものがあるだろう、それをなんとかすれば脱出できるのではないかとことだ。 客船の方はフィンとレリアが見ているので、4人は周囲の廃船を調べることに。 戦争の悪夢が凝縮されたような兵器の残骸たち、それらが積み上げられ、鉄の島のようになっている。 登場&RPどうぞ 船が暗黒球に包み込まれる前に飲みこまれた何人かの人が見つかる。いずれも強力な重力にあてられたからか気絶しているようだ。 そして葵と頼は、ずっと求めていた姿を見つける。 唯だ。廃船の甲板の上にぐったりと蹲っている。 兵士「・・・戦いたい、戦いを!」 そこに迫る不死の兵士たち 不死の兵士たちは倒れ、体が砂になっていくが・・・ 消え去る寸前に【Eロイス:歪んだ囁き】を使用! 唯の世界に対する感情が恐怖と狂気に染まる! 解除条件:亜空間からの脱出 唯「嫌、、、嫌だよ・・・ みんなみんな、この暗くて怖い世界で死んじゃうんだよ!! 」 常人の唯では、早く元の意識を取り戻さないと心が壊れてしまいかねない。一刻も早くこの空間から脱出しなくては ミドル7 シーンプレイヤー:頼 登場自由 イギリス戦艦「クイーン・メアリー号」を発見。 記録室は内側から閉じられていたがそれを外して中へ入る。その先でミイラ化した航海士たちと、彼らが残した航海日誌やアナログテープレコードといった記録を発見する。 どうやら彼らもこの空間を脱出しようと試みたらしい。しかし力及ばず息絶えたようだ。 しかし彼らが残した記録は決して無駄にはならないだろう。ここに脱出を求める者が再び現れたのだから。 情報収集パート:項目は3つ なお、電子使いと究極鑑定使用で情報に+2の修正がつきます。(アナログレコーダーを読み取れるので) 登場&RPどうぞ 美亜「(ザー)(ザーーーー)おーい、 頼ー(ザザ)聞こえるかー? 」 美亜「タッピング&オンエアなら、なんとか会話できるみたいだね いきなり頼まで消えちゃったからどうしようかと思ったよ 」 美亜「 なるほどねー、 そのFHエージェントのせいでこうなってるのか。 よーし、この猫川美亜様が一肌脱いでやろーじゃん 」 美亜「携帯とノパソがあればアウェーでもけっこう情報収集できるもんだよ。」 というわけで美亜を通じて亜空間の外の情報やコネとかなんかも使えるようになります。 バミューダトライアングル=船岡源蔵について 情報:軍事orFH 目標8 亜空間について 情報UGNorFH 目標8 『バミューダ・トライアングル』船岡源蔵 バロール×オルクス 旧日本軍の超人兵士の一人、破壊工作・大量殺人を得意とした。 敵兵に知られることなく施設や艦船、兵器などを跡形もなく消し去ってしまうことに長け、米軍から「バミューダ・トライアングル」と呼ばれ恐れられていた。 だが実は平和主義者であり、自分の能力がいつか争いのない世界を築くと信じて行っていた。しかし任務を続けて行くうちに日本軍のやり方ではそうはならないと感じ始め失踪。 戦後は平和になった日本で悠々自適に生き、望み通りの争いのない世界を堪能していたが、20年前の中東の事故によりレネゲイドウイルスが世界中に拡散。 世界は変貌し、たとえ日本であっても薄氷の上の平和に立たされることになってしまった。 かつての戦争時代の恐怖にさいなまれ、争いが起こらぬうちにそれを起こす元を消し、真の平和を築こうと決意を固めた。その望みを実現するためにFHへ所属する。 しかしそれは「自身の平和のためには他者にいくら犠牲を払わせることも厭わない」というエゴに満ちた平和主義である。 「プランナー」都築京香がFH日本支部長だった時代は彼女のプランの恩恵で混沌としたFH勢でも比較的安定を保っていたため彼は不満を持っていなかった。 コードウェル博士はUGNとの争いやFH内部での争乱を激化する温床であり、彼を殺せば平穏が取り戻せると信じている。そしてそのためにはいかなる犠牲も厭わず、いかなる手段も選ばない。 この亜空間はバロールのエネミーエフェクト「時空の裂け目」によって作られたものである。 船岡は超人兵士時代、敵軍の軍艦や基地などをここへ飲みこむことによって排除してきたようだ。 何十もの艦船が余裕で入る規模の亜空間であり、その維持はデリケートなものだ。60年もの歳月を維持できているのはトラブルを避けたがる船岡の性格によるものであろう。 船岡が常に身につけているものが鍵のようだが・・・? 船岡の腕時計について 情報:学問or軍事 目標8 船岡の腕時計は旧日本軍によって作られたバロールエフェクトを大幅に強化する装置である。 これさえどうにかしてしまえば亜空間の維持はできなくなる。 しかし当の船岡は亜空間の外に出てしまっているので、頼れるのは・・・? マスターシーン:がんばれにゃんこ! マイアミの港沿いのカフェで日本人の老紳士が英字新聞を読みながら軽い昼食をとっている。 船岡「 やはり、平和な日常ほど貴重で大切なものはない、な。 」 自分を再び争乱の世界に引きずり込もうとしていた元凶を始末し終え、船岡は解放された気分を満喫していた。 そこに とてとてとてとて 猫「にゃーん♪」 トラネコがウェイターの足を縫ってカフェの中に転がり込み、船岡の膝の上に乗った。 船岡「 こらこら、ダメですよ、いたずら猫さん。 」「 ははぁ、さてはこのフィッシュ&チップスがほしいのですね? 」 猫「にゃー」 人なつっこそうな笑みをして、こくりと頷いた。 船岡「 では、おひとつどうぞ。 しかし人の中には猫嫌いな人もいるので、あまり甘え過ぎてはいけませんよ。 」 と、船岡がフィッシュ&チップスを猫に与えようと腕を伸ばした時。 (ばちばちばちっ!!!) 猫「にゃ♪」 猫の背中に電流が走って、船岡の腕を伝う。 勿論腕時計も巻き込んで  静電気にしては痛すぎる痺れ。 船岡「ouch!」 猫「ふにゃーご!」 船岡が不意をつかれた瞬間、猫は一目散に走り出して人混みの中に消え去った。ついでに船岡のフィッシュ&チップスを奪っていった。 数分後、マイアミの人気のない通りにて 美亜「 ・・・ふぇー、上手くいってよかったぁ。 」「あとは頼んだぜ、葵、頼 」 美亜「 にしてもあのカフェのフィッシュ&チップス、塩気が絶妙ですげぇいけるな。お奨めのお店リストに追加っと 」かきかき ※猫川美亜のシンドロームはキュマイラ×ブラックドッグ イージーエフェクト:眠れる遺伝子 使用 ミドル8 シーンプレイヤー:ロペス バミューダトライアングルの赤い空が割れていく。 今なら空間の割れ目から船で脱出することも可能だろう。 ディメンジョンゲートも正常に機能するはずだ。 クライマックス 全員登場 船岡「 っく、あの猫は・・・ 油断しました。 まだ空間が安定しきってないときに・・・」 これから起こることを予見して、船岡は逃亡を試みた。 船岡「そこのタクシー、急いでマイアミ駅へ向かってくれ。」 タクシードライバー「マイアミ駅ならだいたい3ドル40セントだ・・・・な・・・」ばたっ と、船岡がタクシーに乗車しようとしたとき、その背後からワーディングが展開される。 レリア「戦いは不本意ですが、お父様に仇なす者に、逃げ場を与えるつもりはありません。 投降するならばよし、そうでなければ・・・ 」 咄嗟に振り返った船岡の先には、亜空間を逃げ出した君たちがいた。 登場&RPどうぞ 船岡「マスターレイス09か、他の者も相応の使い手のようですね・・・ 私も戦うのは嫌ですが、投降したところで死か、戦闘兵器の運命に戻るだけ。 ・・・やらねばなりません。」 船岡はにやりと笑んで 船岡「・・・君たちの失敗は、腕時計を完全に破壊できなかったことです。 これさえあれば、あなた方相手でもやってやれないことは、ない。」 船岡の周囲に重力球が3つ現れる。それぞれ強大なエネルギーと自律意志を持っているようだ。 レリア「ロペス・・・重力球はわたしが受け持ちますので、船岡はあなたにお任せします。 ・・・お父様の敵とはいえ、あの人とはなんとなくやりづらいです。 」 お互いに戦いを忌避するという性格上、いろいろ感じたのでしょう。 というわけで戦闘開始です。