■トレーラー 白の雷神から新たな作戦の通知が届いた。久々の大規模作戦、この作戦の成否はいずれにせよ拮抗する両勢力の天秤を揺り動かすことは明白だ。 「グラントルテュ要塞は軍港ミランの東の海岸に位置する要衝だ。  その歴史は古く、クリミア戦争時代にフランス軍がロシアのセヴァストポリ要塞に対抗して築いたものだ。  フランス語で「巨大な亀」という名のこの地はミラン奪還のために避けては通れない門番である。  なぜならミランとグラントルテュはどちらか一方を攻撃すればもう片方がこちら側の背後をつくことができる絶好の位置取りだからだ。   ラゼラム軍はミラン進行と同時にグラントルテュの副司令官シュメルク・インハラス中佐を寝返らせ容易く手中に収めたが、我々は正攻法でこの地を奪い返さなくてはならない。  だが、細長い半島の尖端にある位置関係上守りに入られると難攻不落そのものである。更にミランからの敵援軍が到着すれば窮地に陥るのは我々の側だ。  迅速な制圧には陸海空軍、そして諸君らスペリオルの十全な連携と奮闘が不可欠である。」 ダブルクロス 3rdEdition 「The turtle is upset」    ダブルクロス――  それは、裏切りを意味する言葉。 ■募集用件 ・日時:6月23日(木曜)21:00〜26:00 ・募集人数:3〜5人 ・シナリオ傾向:陽炎の戦場ステージ。所属制限なし。 ・連絡事項:参加希望の方はキャラを最大二人提出し、以下の希望ルートを選んでください。       締め切りは6/21の24:00とさせていただきます。       参加PCが決定した後に詳細ハンドアウトを作成します。 ・レギュレーション:Exp〜100、通常ステージのPCのみ、所属制限はなし。 ・セッションチャンネル:    irc.trpg.net (irc.cokage.ne.jp)    #デュアルクロス_●て・つ    #デュアルクロス_●て・つ裏    #デュアルクロス_●て・つデータ ・ハンドアウト案 1:陸海軍ルート クロドヴァ陸海軍を誘導し、要塞の制圧を助けるルートです。 主にトーチカの排除や地雷原の突破、対艦ミサイルの破壊などが任務となります。 プライベートライアンの冒頭をイメージすればいい感じ。 2:空軍ルート 空から要塞を攻撃し、陸海軍の制圧を補助するルートです。戦闘機乗りでない方はパラシュートで要地に降りてもらい後方攪乱をしていただきます。 発電施設や石油備蓄庫の制圧・破壊、SAMからの防御などが任務となります。 3:潜入ルート あらかじめ要塞にスパイとして潜入してもらい、情報入手や後方攪乱などをしてもらいます。 敵戦力の調査や捕虜収容施設の解放、ECM施設の無力化などが任務となります。 4:その他 スペリオルに所属してないよ! とか、そういうPC用のハンドアウト。個々人によって内容は違いますが、特に必要でない場合は作りません。基本的に上の3つが中心となります。 PC1(潜入ルート) 光速の天使(エレリタス・アンジェリカ) フランソワーズ・オニール 一年前に起きたラゼラム軍のミラン侵攻。 あなたはミランの東側からラゼラム軍を迎撃するグラントルテュ要塞の陣地の中にいた。 しかし西側に強力なノインテーターが現れたため急遽エミールに派遣要請を受けることになった。 支度をしていたとき、あなたは帷幕から人の言い争う声が聞こえてきた。 シュメルク「我々はミランを守護する軍人です! 何ゆえそのミランを襲撃しなければならんのですか!」 司令官「サウスポート地区はテロリストどもの温床だ。ラゼラム軍と連携して市内の軍用施設を破壊している。これも街を守るためだ。」 シュメルク「しかし、彼らと無関係の一般人を見分られない現状その作戦は市民に反感を買います! 兵の中にもサウスポート出身の者は数多い!」 声の主はグラントルテュ要塞司令官と副司令官のシュメルク・インハラス中佐のようだ。 シナリオロイス:「ローリングサンダー」シュメルク・インハラス PC2(空軍ルート) 天空狂-ガスポド・ニビァス-" キーラ・ニキートヴィチ・リトヴィンツェフ "嵐鷹"九条 紘 半年前の第一回グラントルテュ奪還作戦のことだ。 あなた方は爆撃機誘導のため、クロドヴァ空軍とともに敵のレーダーやSAMを事前に潰す作戦に従事していた。 所謂ワイルドウィーゼル作戦である。 圧倒的な物量を誇る自軍は少々大袈裟にも見えたが、なぜか嫌な予感がしていた。 しかし突然正体不明の無線から警告を促される。 カメレオン「あーあー、こちら「カメレオン」 誰か繋がってるか? やばいぜこりゃあ、即座に空襲作戦をやめさせてくれ、今のグラントルテュはガメラだって墜とせる。 」 カメレオン、非オーヴァードだが正規軍特殊部隊の中でも腕利きのスパイだ。 今回の作戦に備えて対空兵器の位置取りの調査やECM施設へのジャミングを行っている。 シナリオロイス:「カメレオン」 PC3(海軍ルート) 機械人形(Mashine Doll)』" ヴェルデ・ヴェール、襲撃者 タラゼディア グラントルテュ要塞はごく短期間のうちにルカーンの援助を得て高度に電子化、機械化されていた。 これを攻略するには正面からの火力だけでは至難の業だ。 そこでオストバの軍事技術者を派遣して電子防衛システムの破壊や敵兵器の分析を行う。 君たちは揚陸艦に搭乗し、周囲の海軍の援護をしつつ彼女を要塞内の端末へ導いてくれ。 エンジニア「は、はじめまして・・・エンジニアのエリン・イナバ・モーリンスです・・・ 」(きょろ、きょろ) 彼女はブラックドッグ×ノイマンの中でも特に電子機器を扱う能力に秀でおり、この要塞を武装解除させるためのキーマンである。 なお、デスクワークメインで戦闘能力はほぼゼロ、戦場に出るのも今回が初めてだが君たちの守りがあれば特に問題はあるまい。 シナリオロイス:「エレクトロンドミネーター」エリン・イナバ・モーリンス 覚醒の電光、解放の雷、紫電の刃、強化の雷光、 ファンアウト、 OP1 シーンプレイヤー:フランソワーズ  登場不可 一年前に起きたラゼラム軍のミラン侵攻。 あなたはミランの東側からラゼラム軍を迎撃するグラントルテュ要塞の陣地の中にいた。 しかし西側に強力なノインテーターが現れたため急遽エミールに派遣要請を受けることになった。 支度をしていたとき、あなたは帷幕から人の言い争う声が聞こえてきた。 シュメルク「我々はミランを守護する軍人です! 何ゆえそのミランを襲撃しなければならんのですか!」 司令官「サウスポート地区はテロリストどもの温床だ。ラゼラム軍と連携して市内の軍用施設を破壊している。これも街を守るためだ。」 シュメルク「しかし、彼らと無関係の一般人を見分られない現状その作戦は市民に反感を買います! 兵の中にもサウスポート出身の者は数多い!」 声の主はグラントルテュ要塞司令官と副司令官のシュメルク・インハラス中佐のようだ。 登場&RPどうぞ 司令官「それゆえに、国際法上では彼らを殺しても問題ない。 責任があるとすればテロリストのほうだ。」 司令官「そして彼らは果たして守るべき市民だろうか? サウスポートのスラムに住む者の大半はリエラハザード後に地方から職を求めて来た根無し草どもだ。軒を貸しているだけにすぎんよ。 多少の血が流れようとすぐに流民で溢れる。」 シュメルク「・・・司令官、あなたという人は・・・」 司令官「最高司令官も黙認してくれるだろう。死んだ者がテロリストだ。」 そこへ数人の兵が慌ただしい様子でやってくる 兵士「 司令官! 」 司令官「 なんだ、騒々しい 」 シュメルク「 ・・・何かあったのか? 」 兵士「・・・ 」即座に銃を抜き、司令官のこめかみに向けて発砲する 司令官「 ・・・!!!」 兵士「 中佐、申し訳ありませんが 歪んでしまったクロドヴァを直すためです。 」「 わたし自身正しいことをしているとは思いません、ですがミランの家族を守るにはこれしかない・・・」 シュメルク「 ・・・・ 」 シュメルク「 ・・・わたしは、軍人だ。 クロドヴァの軍人だ。 何を守るべき者だ・・・ 」 3日後。 ノインテーター部隊に苦戦しつつも、撃破成功させたフランソワーズにミラン陥落の報が入る。 ラゼラム軍の最大の勝因はミラン市内で工作するテロリストたちとの連携と、シュメルク中佐によるグラントルテュ軍の寝返りであった。 OP2 シーンプレイヤー:キーラ、九条  登場不可 半年前の第一回グラントルテュ奪還作戦のことだ。 あなた方は爆撃機誘導のため、クロドヴァ空軍とともに敵のレーダーやSAMを事前に潰す作戦に従事していた。 所謂ワイルドウィーゼル作戦である。 圧倒的な物量を誇る自軍は少々大袈裟にも見えたが、なぜか嫌な予感がしていた。 そこに突然正体不明の無線から警告を促される。 カメレオン「あーあー、こちら「カメレオン」 誰か繋がってるか? やばいぜこりゃあ、即座に空襲作戦をやめさせてくれ、今のグラントルテュはガメラだって墜とせる。 」 カメレオン、非オーヴァードだが正規軍特殊部隊の中でも変装と演技を得意とする腕利きのスパイと聞いている。 今回の作戦に備えて対空兵器の位置取りの調査やECM施設へのジャミングを行っている。 登場&RPどうぞ カメレオン「 ルカーンの連中が物騒なブツを二つ持ち込んでやがった。 一つは「アトラスの腕」とかいう対空砲。 ミサイルじゃなくてマガンとかいう・・ザーー ドオオオオン!!! 前方からけたたましい砲撃音が聞こえ、黒い球体が上空で淡く破裂する。 すると球体の周りにいた十数機が、突然飛び降りるように墜落していく。そしてそれ以外の空域にいた味方戦機、キーラや九条の機体も大きくバランスを崩す。 カメレオン「 ザー・・ ってわけで派手な爆発はしないが広範囲のものを馬鹿みたいに重くしちまうんだよ。 隙も少ねぇ 」 カメレオン「 んでもうひとつは核並みの殺人能力を持ちながら放射線も出ないし建物も傷つけないとかいう便利な爆弾らしい。 セキュリティが固すぎて詳しいことはまだわからないがいったん尻尾巻いて帰った方がいい。 」 カメレオンの警告のおかげでアトラスの腕による被害はこれ以上広がることはなかった。 しかし、一方的な攻勢を予定していたクロドヴァ軍にとっては手痛い展開となった。更にアトラスの腕対策には半年という時間がかかることになった。 その理由は、作戦後カメレオンの通信がぷつりと途切れてしまったため情報収集が困難になったからだ。 OP3 シーンプレイヤー:ヴェルデ、タラゼディア 登場不可 エンジニア「は、はじめまして・・・エンジニアのエリン・イナバ・モーリンスです・・・ 」(きょろ、きょろ) 黒海洋上の揚陸艦にて顔を合わせた凄腕技術者はまだ中学生くらいの少女だった。 衣装こそ研究者風の白衣だが、小動物のようにぶるぶると震える様ときょろきょろ動く黒い瞳は戦場ではなんとも頼りげない。 艦長「 まぁ こんな子だが こう見えても海軍のメインコンピューターのバックアップ調整を全面的に手掛けてる天才だ。 あの大亀をひっくり返す知恵っていうのがあるならこの頭の中さ。 」 とエリンの髪をぐしゃぐしゃと撫でる。 登場&RPどうぞ エリン「 外部からハッキングを試みましたが、要塞の主要システムは外部と物理的に遮断されていてアクセスがとれないんです。 」 エリン「 内部の端末に接触することが出来れば、亀さんの甲羅を丸裸に出来る自信は・・・あります。 」 艦長「そろそろ、半島の尖端、グラントルテュの頭が見えてくるな。 」 「 総員、上陸準備 ヘリもホバーも全機回せるよう用意しておけ! 敵艦隊は友軍が片付けてくれる、上陸のことだけ考えろ!」 兵たち、そしてスペリオルたちが目にしたのは半島の先端をそのまま城にしたような黒き要害の威容であった。 ミドル1 シーンプレイヤー:フランソワーズ 要塞に潜入していた工作員、カメレオンの消息が途絶えたためその後任としてフランソワーズが選ばれた。 優秀な電子設備を持つ要塞内への侵入はエフェクトを駆使しても簡単ではなかったが、どうにかその一端に潜入することができた。 ただ、それでも深部へ行くのはすぐにはできなさそうだ。 防御陣地の手近なところで情報を集めることにした。 登場&RPどうぞ 情報収集パート:目標は全て9  このパートでは一人2回情報判定が触れます。また登場判定を再度することによって再度の判定もできますが しない場合全ての情報が明かされなくてもミドル2に行きます。 ・敵海軍戦力について (知覚、情報軍事) ・カメレオンについて (知覚、情報軍事) ・要塞の兵器について (知覚、情報軍事) ・敵海軍戦力について (知覚、情報軍事)  規模としては少ないが要塞との連携で防御に入った場合は堅牢である。とはいえ現在集結しているクロドヴァ海軍戦力ならば十分対抗できる。  ただし、イージス艦「シーブレイド」が厄介である。  防御能力を犠牲にした代わりに高精度のレーダー能力を持ち、戦場の隅々を把握する。位置取りも軍港の狭小な入り口に配備されておりこれを排除しなければ迅速な侵攻は難しい。  弱点はレーダー設備が集中している後部司令塔であり、ここを破壊できれば全体を破壊しきれなくても継戦能力を大きく削ぐことができる。 ・カメレオンについて (知覚、情報軍事)  どうやら彼は収容所に捕まっているらしい。  シュメルクは捕虜の扱いには寛容であるため無事のようだが、不審な行為をたびたびしているため不穏分子として目をつけられている。  要塞への攻撃に伴って何かしでかすのではないかと看守長が彼を理由をつけて殺そうとしている。 ・要塞の兵器について (知覚、情報軍事)  アトラスの腕はルカーン財団が人工的に作ったレネゲイドビーイングである。知能はほぼないが、バロールシンドロームを受けており、空を飛ぶものを防御力や速度に関係なく広範囲で撃ち落すことができる。  弱点は攻撃範囲が広すぎるためごく低空飛行しているものに攻撃を加えると要塞自体も被害を受けてしまうこと。また消費電力が非常に大きいため発電施設にトラブルがあると起動できない。  海岸線が崖になっている海側からの攻撃ならばアトラスの腕の攻撃対象に入りにくいが、それでも要塞上空へ近づくにはある程度の高度が必要であるため腕の攻撃範囲に入ってしまう。  謎の強力爆弾は「バーサーカーボンバー」という仮称がつけられている。試作品が既に完成しているらしく、詳細をつかむには要塞深部のコンピューターにアクセスする必要がある。 シュメルクがエネミーエフェクト「ドミネーション」使用 要塞内に放送が流れる。 シュメルク「 ラゼラムの兵たちよ、聞け 我々が守るべきは何だ? 戦うべき理由はどこだ? 国か? 誇りか? 居場所か? 地位か? 国民か? あるいは家族のような大切な人か?  何がしかあるのならばよい。 その大切なものを守ると決めたら最後まで敵から守り通せ。 それは軍の忠義よりも大事なはずだ。 」 シュメルク「今迫りつつある敵軍は強敵だが、諸君らの力量とこの要塞の堅さを合わせれば持ちこたえるのはそう難しくはない。ミランからの援軍が到着すれば勝利は目前だ。」 シュメルク「 では、各自健闘を祈る。 」 放送が途切れると同時に、要塞各地から勇ましい鬨の歓声が高鳴った。 ミドル2 シーンプレイヤー:キーラ、九条、ヴェルデ、タラゼディア なんと海の狭すぎることか、要塞付近の沖には敵味方大小さまざまな艦船が入り乱れ、砲撃と銃撃の応酬が繰り広げられていた。 大軍のクロドヴァ海軍にわずかなグラントルテュ軍が抵抗できる理由は地の利だけではない。 大型イージス艦シーブレイド。広域のレーダー網と強力な迎撃システムを持つ海の盾がクロドヴァ海軍の猛攻をいなす。 艦長「 シーブレイドを避けて通ることはできんな・・・ 空軍と連携をとって早々に片付けるぞ。 」 艦長「 ちょうど、やつの弱点についての情報も流れてきたところだ。この戦い、負ける要素はない。 」 アトラスの腕はその範囲の優秀さがわざわいして低空飛行ならば迂闊に撃つことができない。という情報が空軍へもたらされた。 よって陸地よりも格段に定位置にある海側からの進撃ならば空の危険を減らすことができる。 とはいえ今度は海面一帯の敵船からの砲撃が横殴りの雨となるためなかなかにハードだ。 艦長「スペリオルに救援要請。 本艦これよりイージス艦シーブレイドと交戦する。空からの援護を依頼したい」 登場&RPどうぞ イージス艦シーブレイド。細く長い切り立った船体を形容して名づけられたこの船は敵海軍の旗艦といえる。 艦船自体はそう最新というわけではないが、そこに秘められた頭脳は海戦の要ともいえる。 周囲には護衛戦闘機が取り巻いており、敵を母艦に近寄らせない。 大型イージス艦シーブレイドと駆逐艦との戦闘。2Rで終了 ミドル3 シーンプレイヤー:フランソワーズ 陸海空、いずれも本格的に交戦が始まっており要塞内はどこもかしこも慌ただしい。 兵士「シーブレイドが大破した。上陸戦に備えよ! 」 士官「アトラスの腕は何をしている。」兵士「どうやら攻撃可能範囲が敵に見破られているようです。ですが、逆に言えばあれが存在するだけで要塞の至近へは近寄れません。」 士官「陸軍は比較的優位に防衛できている。待機中の部隊は軍港へ急げ 」 混乱に紛れて先程より情報収集がしやすいようだ。 だが事態は先程より混迷しているようだ。必要な情報の選択が戦局全体に影響するだろう。 情報収集パート2 先程と同じく2回判定が可能です。 また登場判定をもう一度することで一度だけやり直せます。 全部情報がわからなくても次に進めます。 登場&RPどうぞ 目標は全て9 ・敵陸軍戦力について(知覚、情報軍事) ・管制塔について(知覚、情報軍事) ・捕虜収容施設について(知覚、情報軍事) ・敵陸軍戦力について(知覚、情報軍事) 陸軍はシュメルクがあらかじめ強固な防衛陣地を築き、シミュレーションを練っていたため侵攻が困難になっている。 その分余裕ができた兵力が敵に突破された海側に回されており、陸と海の境目は激戦になることが予想される。 そしてその中で特に警戒すべきはスナイパー部隊だ。 スナイパー士官「シーブレイドが命を賭けて収集した情報によるとだ。この女が敵軍の作戦に重要な役目を担っているらしい。」 写真にはどことなく頼りなげな白衣の少女、エリンの姿が。 スナイパー「 ・・・この子供を殺せ、と?」 スナイパー士官「 この女を狙撃しろ、相手が女子供であろうが放置すれば味方の命に係わる。 」  スナイパー「 サー、イエスサー 」 ・管制塔について(知覚、情報軍事) 管制塔のコンピューターは要塞内の軍事システム全てを把握している、要塞の心臓にあたる部分である。発電施設もここで制御している。 ただ現在は緊急時によりシュメルクがドミネーションを駆使して直接支配しているため、普通の人間はおろか並みのオーヴァードではここを制圧したところで要塞の機能を停止させることができない。 だが情報処理に特化したオーヴァードならばあるいは・・・ ・捕虜収容施設について(知覚、情報軍事) 捕虜収容施設は元々強固な作りをしていたため、この近代化された要塞の中では歴史を感じさせる古びた作りとなっている。 だからといって脱獄が簡単なわけではないが、戦闘がはじまってからある囚人が牢を破壊することに成功し捕虜を大量脱獄させた。 だが要塞の構造上彼らには逃げ場はない。厚みこそあるが、老朽化した陸側の壁を壊すことができればなんとかできるかもしれない。 看守長「おのれ、失態だ。 事態が広がる前に連中を一人残らず生きて返すな 」 さて、どこへ向かいましょう? ミドル4 シーンプレイヤー:キーラ、九条(&フランソワーズ) 陸軍士官「 救援要請、敵トーチカ群が邪魔でどの部隊も釘付けになっている。空からの援護がなければ厳しい! 」 進撃に難航している陸軍が救援要請をしてきた。 要塞に近寄りすぎなければ、アトラスの腕の砲撃は免れるものの、高射砲の発射口に触れそうなほどの低空飛行は安全装置なしのジェットコースターのようなものだ。 しかしスペリオルにとってはそれすらも朝飯前である。 陸軍士官「戦車と対空砲はこちらが出来る限りけん制する。健闘を祈る。 だが各地にスティンガー(携行対空ミサイル)を装備した敵兵が混じっている、注意せよ。」 登場&RPどうぞ 弾幕を潜り抜けながら順調にトーチカや戦車を潰していくスペリオル二機そこに謎の無線が入る、どうやら要塞内からだ それは懐かしい声だった。 カメレオン「あーあー、聞こえるか? ああ、怪しいもんじゃねぇ お宅の潜入工作兵だ。 ちょっとどじって捕まっちまったが半年ぶりの任務復帰だ。 」 カメレオン「 南の時代遅れな色の壁をぶち壊してくれ、捕虜収容所で反乱を起こしてみたもののどうにも脱出の手はずがつかなくてな 」 要塞から200m以内はたとえ低空飛行でもアトラスの腕の圏内だ。 またそこに近づくまでには敵戦闘機が何匹か邪魔だ。 ギリギリの射程内に入ってしまったようだ。アトラスの腕が二機に向けて黒い球体を発射する。 ミドル5 シーンプレイヤー:ヴェルデ、タラゼディア(&フランソワーズ) 軍港と、要塞に至るまでの傾斜のきつい階段は激戦区の様相だ。 銃撃がやむことはなく、衛生兵を求める声は絶えない。 しかしその混戦の中突出して進軍する一団がいる。スペリオル2人に護られた特殊工作部隊だ。 要塞のコンピュータを制圧すればそれは王手に等しいからだ。多少の無茶ならおつりがくる。 エリン「・・・ひゃっ、、、 い、今弾が弾がっ ・・・」「 あ、 当たってない・・・ き、気のせいでした 」 だがこの一般人以上軍人未満はまだ慣れていない様子だ。 登場&RPどうぞ 感知判定どうぞ 50m先と100m先に狙撃兵が隠れている。 スナイパー「スペリオルか、まぁ おおむね予想通りだ 殺す対象が揃って手間が省ける 」 特殊部隊兵「っち、お嬢さんは殺させねぇ 」特殊部隊の兵士がエリンを庇う ミドル6 シーンプレイヤー:ヴェルデ、タラゼディア(&フランソワーズ) 特殊部隊班は要塞内部に侵入。亀の甲羅の中に潜りこんだ。 劣勢だった陸軍も航空支援が有効に働いたおかげで形勢逆転し徐々に要塞は丸裸になりつつある。 そして、チェックメイトの時がやってきた。 無数のコンピューターが立ち並ぶ要塞の頭脳。管制室。 特殊部隊の面々が入り込むと、そこにいた技術士官たちは武器を捨てて手を上げる。 エリン「早速、要塞の武装解除を試みますね・・・」 登場&RPどうぞ 発電施設も停止する。 要塞内部に侵入、エリンが端末に接触し ドミネーションを解除する エリン「 これは・・・ ちょっと見てください。 こんな恐ろしい兵器が 」 エリンがモニターを見せると、バーサーカーボンバーについての詳細が書かれている。 情報:敵兵器 バーサーカーボンバー ルカーンによって人為的に作られた小型爆弾型レネゲイドビーイングでありジャーム。 起動することによってEロイス:「殺戒現出」が発動し、時間がたつにつれEロイス:「傲慢な理想」が追加され範囲がとめどなく広がる。 マスターシーン シュメルク「・・・これ以上の抗戦は無理か・・・」「せめてあと半日あれば援軍も届いたものを」 部下「 大佐、自分たちはまだやれます。 クロドヴァ兵を倒せるならば命を賭ける所存です。」 シュメルク「 死んでしまったら、護りたいものを護れなくなるだろう。 」「 わたしは裏切り者として処刑されるだろうが、せめてお前たちはそうならないでほしいのだよ。 」 部下「 ・・・くっ、何か、もう秘策はないのか 」 そこに通信が入る。 鷹尾・ルカーン・総真「 シュメルク大佐、戦闘の進捗はいかがかね? 」 シュメルク「 ルカーンか、申し訳ないが、大亀の甲羅はひっくり返されてしまった。わたしはわたしについてきた者たちの命を無駄に散らせないために降伏する。」 鷹尾「 ・・・市民の命を守るために国を裏切った君が今度は部下の命を守るために、か。 これでは君は他人の命の奴隷のようで不憫でならないよ。 」 シュメルク「 他人の命を守るために自分の命を張る、それが軍人の本分だ。 」 鷹尾「 本当にそんな美辞麗句を信じているのかね? 君はその理想に少しでも不満を持っていないのかね? 」 鷹尾・ルカーン・総真がEロイス「歪んだ囁き」を使用 鷹尾「 バーサーカーボンバーがあるだろう? それを使えば君たちは全滅するが、その数倍のクロドヴァ軍も全滅する。 」 鷹尾「少ない犠牲で最大限の戦果を上げるのも軍人の本分だ。」 シュメルク「そうだ、な クロドヴァ軍がこれから上げる犠牲に比べれば、我々など・・・」 シュメルクは卵大の灰色の球体の頭のスイッチを押して、それを飲みこんだ。 シュメルク「 フハハハハハハハハ!!! 」 部下「 殺して、殺してやる・・・!!! 」 Eロイス:「殺戒現出」 発動 更に時間とともにEロイス:「傲慢な理想」が追加され、範囲が広がる。 ミドル7 シーンプレイヤー:キーラ、九条(&フランソワーズ) 要塞上空を空襲中、 シュメルクが現れ白旗を上げようとするが ルカーンからの通信で歪んだ囁きを受けてバーサーカーボンバーを飲みこみ戦闘へ。 3R以内に倒さないと殺戒現出+傲慢な理想で要塞周辺の人間が全員修羅になる。 クライマックス シュメルクを倒してバーサーカーボンバーを破壊する。 弱化イージス艦 ノインテーター:ディザスター×2 戦闘爆撃機:×2