■トレーラー   ダークワンと呼ばれる者たちがいる。   魔人、妖怪、鬼神、仙人、精霊、妖魔、魔獣・・・世界の闇を支配する人外たち   彼らは人知を超えた技術や魔力をもって奇跡や災厄を起こす。   それをもって彼らは時に人に害をなし、時に手を貸す。 全く人と干渉しない者もいれば、人の皮をかぶってその社会に溶け込んでいる者もいる。   ここは北欧。フィンランドの人里離れた山の奥。ダークワンと呼ばれる者たちの隠れ里。   ダークワン息子「 パパー 森が泣いてるよ 苦しい、苦しいってざわめいてるんだ 」   ダークワン父「 どうしたことだろう。春も近いというのに 」   牧歌的な隠れ里に、暗雲が渦巻く。そしてダークワンたちがこれまで聞いたこともないような駆動音と破壊音とともに彼らは現れた。   ナチス兵士「 ヒャッハー!! ここか? ダークワンの隠れ里というのは? 実に、実に肩すかしだな。 」   見ればドイツの機甲部隊が戦車で原っぱを踏みつぶして、隠れ里を囲んでいる。   ダークワン父「 いけない、みんな隠れるんだ! 」   ダークワン息子「 パパ、怖いよ 」   ナチス「 さあ、お前たち 命が惜しければ 遺産「ヤドリギの苗」を渡すがいい! 」   銃声で威嚇し、家々に火をつけ、蹂躙し始めるドイツ兵たち   ダークワン父「 くっ、なんてことだ。人間が攻めてくるなんて! 」   愉快で気さくなダークワンたちの運命は如何に!   隠れ里イメージ→ http://pds.exblog.jp/pds/1/200701/25/68/e0071468_22101586.jpg     ダブルクロス 3rdEdition 「 遥かなるフィンランド 〜 ムーミン谷にナチス・ドイツがやってきた! 」    ダブルクロス――  それは、裏切りを意味する言葉。   ■募集用件 ・日時:9月15日(木曜)21:00〜26:00 ・募集人数:3〜4人 ・シナリオ傾向:所属制限なし。まじめな話です。   ・連絡事項:参加希望の方はキャラを最大二人提出してください。       締め切りは9/12の24:00とさせていただきます。       参加PCが決定した後に詳細ハンドアウトを作成します。   ・レギュレーション:Exp〜100、通常ステージのPCのみ、所属制限はなし。 ・セッションチャンネル:    irc.trpg.net (irc.cokage.ne.jp)    #デュアルクロス_●て・つ    #デュアルクロス_●て・つ裏    #デュアルクロス_●て・つデータ ■ハンドアウト PC1 魔法少女アウレ−リエ・フォン・ホーエンハイム まだ魔術を修めはじめたばかりの頃の君は、ある時家族とともに北欧へ旅行へ来たことがあった。 ある種の神聖さをも感じるほどに澄み渡った野山の中で、君は何もないところに声をかけ、まるで会話をしているかのような調子を続ける不思議な少女に出会った。 少女「 ん? トーベはねぇ、妖精さんとお話をしているのよ。 」「 妖精さんは、こんな姿をして 白樺の森に住んでいるのよ。 」 少女はスケッチブックに妖精さんを描いた。それは直立歩行をしたコビトカバに似ていた。 シナリオロイス:Lyssnerskan(聴く女)トーベ・ヤンソン PC2 "絢爛舞踏"芝村零歌 君は「バルト海の乙女」の異名を持つ北欧最大都市ヘルシンキにやってきていた。 トラム(路面電車)にゆったり乗りつつ、キルップトリ(蚤の市)をめぐったりオペラを鑑賞したりと迷子と観光を半々としながら街を満喫。 そろそろまた旅に出ようかといったところで奇妙な生き物を目にする。 それは電話帳くらいのサイズの二足歩行のカバっぽい生き物であった。 その生き物は人々に何かを訴えようとしているが、君以外の人間は見ることができていないようだ。 シナリオロイス:ダークワンムーミントロール PC3 水波能女 秋葉 瑞葉 仙境に寄った時何仙姑からお願いをされた。 ダークワンの隠れ里であるムーミン谷にナチスドイツが攻めて来たらしい。 どうやらここのシンボルであるヤドリギの苗を狙っているらしい。苗といってもその昔は世界樹に根を張っていたヤドリギであるため巨木である。 ムーミン谷の住人はヤドリギの魔力で生きているためこれを奪われてしまえばひとたまりもない。 彼らを助けてナチスを追い払ってほしい。 シナリオロイス: ヤドリギの苗 PC4 "這い寄る混沌"ナイ=アルラ・テップ 赤軍兵「 貴様! 何者だ! 」 君はソ連の赤軍が発見し、モスクワへ運搬途中の魔の鎖「グレイプニル」を奪取するためにバルト海を航行途中のバルチック艦隊の船へ襲撃を仕掛けた。 これは神食いの獣を従属させたともいわれる遺産であり、人の手にはあまる代物だ。 機関銃も擲弾も無貌の神の前では無力である。君はさしたる脅威もなく赤軍を無力化した。 だが急に船が傾き出す。船底付近が爆破されたらしい。ほどなくしてバルチック艦から脱出する男の姿が。 男「バルチック艦隊も脆くなったものだ。 ・・・お前たちに秘法はやれない。」 男は空間に穴を開け、その場から消えた。 シナリオロイス:秘宝を狙う男 OP1 シーンプレイヤー:アウレ 登場不可 まだ魔術を修めはじめたばかりの頃の君は、ある時家族とともに北欧へ旅行へ来たことがあった。 ある種の神聖さをも感じるほどに澄み渡った野山の中で、君は何もないところに声をかけ、まるで会話をしているかのような調子を続ける不思議な少女に出会った。 少女「 それで、それで、ヘラジカさんに乗っかってここまで来たんだ? 」 「 そっか、じゃあ おなかすいてるんだね。 妖精さんはキャンディ食べるかな? 」 少女は切り株に向かって喋っているようだった。その上には見えない何かでもいるのだろうか? 登場&RPどうぞ 少女「 ん? トーベはねぇ、妖精さんとお話をしているのよ。 」「 妖精さんは、こんな姿をして 白樺の森に住んでいるのよ。 」 少女はスケッチブックにさらさらとその「妖精さん」を描いた。それは直立歩行をしたコビトカバに似ていた。 OP2 シーンプレイヤー:零歌 登場不可 君は「バルト海の乙女」の異名を持つ北欧最大都市ヘルシンキにやってきていた。 トラム(路面電車)にゆったり乗りつつ、キルップトリ(蚤の市)をめぐったりオペラを鑑賞したりと迷子と観光を半々としながら街を満喫。 そろそろまた旅に出ようかといったところで奇妙な生き物を目にする。 それは電話帳くらいのサイズの二足歩行のカバっぽい生き物であった。 その生き物は人々に何かを訴えようとしているが、君以外の人間は見ることができていないようだ。 登場&RPどうぞ カバっぽいの「 ・・・ねぇ、 だれかー 気づいてくれる人いるー? 」 道行く人は カバっぽいのに道を塞がれても乗り越えてそのまま進み。 服をつままれても風のせいかしら? とくすぐったがるばかりでカバっぽいものに声をかけもしない。 カバっぽいの「 あ〜う〜 最近はぼくらが見える人もめっきり減っちゃったなぁ 困ってるんだけどなあ 」 OP3 シーンプレイヤー:瑞葉 登場不可 仙境に寄った時何仙姑からお願いをされた。 ダークワンの隠れ里であるムーミン谷にナチスドイツが攻めて来たらしい。 どうやらここのシンボルであるヤドリギの苗を狙っているらしい。苗といってもその昔は世界樹に根を張っていたヤドリギであるため巨木である。 ムーミン谷の住人はヤドリギの魔力で生きているためこれを奪われてしまえばひとたまりもない。 彼らを助けてナチスを追い払ってほしい。 何仙姑「 ってことでぇ、おいたが過ぎたドイツにお仕置きしてくれる? みーずーはちゃーん 」 登場&RPどうぞ 何仙姑「 手巾(ハンカチ)は持った? おやつは3ドルまで。 バナナはおやつに入りません。 」 何仙姑「 にょろにょろして電を吐きだすにょろにょろもいたから、みだりに悪戯するのはやめてね 」 何仙姑「 ムーミン谷にはこわーい怪物もいたような気もするから、色々と気を付けるのよ〜 」 OP4 シーンプレイヤー:ナイ 登場不可 赤軍兵「 貴様! 何者だ! 」 君はソ連の赤軍が発見し、モスクワへ運搬途中の魔の鎖「グレイプニル」を奪取するためにバルト海を航行途中のバルチック艦隊の船へ襲撃を仕掛けた。 これは神食いの獣を従属させたともいわれる遺産であり、人の手にはあまる代物だ。 人が人の領分の埒外に手をだし、身の程をわきまえない力に手を出したことが運の尽き、代償は払っていただくべし。 登場&RPどうぞ 赤軍「  機関銃も擲弾も無貌の神の前では無力である。 イワン・イサコフ「 不可思議な力を持つ。ナチのイカサマ超人ではないとすると なるほど本物の、闇の住人というわけか。 面白い。 」 赤軍「 中佐! 危険です。 せめて例のものだけでも死守し、レニングラードへ! 」 上官らしき男が前に出て、何も持たぬ腕から砲口を生み出す。 イワン「 だからこそ。どこまで偽りが真に近づけるか、試してみたくもある。 」「 なに、逃げるだけなら誰でも得意だよ。時間稼ぎ、でもできるのは私ぐらいしかいまい 」>赤軍 爆撃と閃光が嵐のように交錯する だが急に船が傾き出し、しだいに沈んでいく。振動が船上のあらゆるものを揺さぶる。船底付近が爆破されたらしい。 ほどなくして沈みゆく船の影に箱を抱えて脱出する男の姿が。 ・・・何故かその体は水の上に沈まず陸と同じように歩いている。 イワン「 一人ではなかった、だと・・・ 読みを誤ったか しかもあの男は・・・ 」「 く、仕方あるまい、今は脱出を優先する。 」 ヴィークルモーフィングで 男「バルチック艦隊も脆くなったものだ。 ・・・お前たちに秘法はやれない。」 男は空間に穴を開け、その場から消えた。 イワン・イサコフ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%82%B5%E3%82%B3%E3%83%95 後にソ連海軍元帥になる人。 トーベ・ヤンソン 実はバイセクシャル ミドル1 シーンプレイヤー:アウレ 登場零歌 ここ数年、トーベとはちょくちょく文通をしていた。 トーベは美術を学び、今や一人前の作家・画家としてやっているらしい。 今頃どうしているだろう。魔術研究の用事でヘルシンキへ寄ったついでに北欧の山奥で創作活動をしているという彼女に会いにやってきたところ。 バス停でバスの到着を待つ妖精さんと それを抱っこしている零歌がいた。 登場&RPどうぞ ミドル2 シーンプレイヤー:瑞葉、ナイ 登場不可 「船だと何か月もかかるでしょう? これに乗っていきなさい」と何仙姑が気を利かせて http://suteki-web.com/wp-content/uploads/mukasibanasi1.jpg 竜を呼んで北欧までひとっとびしてもらいました。 竜は北欧の森に瑞葉を降ろすとその場に感じる異様な気配に感じたのか去って行きました。 ダークワンにはわかりますが、うっすらと瘴気を感じます。 一方ナイは奪われたグレイプニルの微かな魔力を追って人里離れた白樺の森までやってきました。 見つけたのは薄く降り積もった雪を踏む戦車の履帯の跡と軍靴の足跡。 そして、北欧の森には全く似合わない東洋竜に乗ってやってきた女性であった。 登場&RPどうぞ ミドル3 シーンプレイヤー:アウレ 登場零歌 トーベの借りてる家に侵入し、妖精さんを捕まえるナチス。 それを撃退するイワン・イサコフらの隊。 ステパン「・・・これはこれは 陸の上まで追ってくるとは大変そうですね。赤軍の水兵さんは 」 ミドル4 シーンプレイヤー:瑞葉、ナイ 登場 ムーミン相手にヒャッハーするナチスと ムーミンを守ろうとするトーベ ミドル5 シーンプレイヤー:全員合流 ナチス戦車隊と戦闘 ステパンとナチス部隊長は奥まで逃げる。 マスターシーン: ヤドリギまでやってきたイワンと対峙するステパン イワンが狙った最大級の弾は透過されてヤドリギに命中 ステパン「 いやぁ おみそれしました。あなたの最大級の一撃はソ連海軍一ですね。本当に。 」「数日チェーンソーにかけてもなかなか倒れなかったヤドリギも御覧の通りだ。 」 フェンリル復活。部隊長はフェンリルに食い殺される。 ステパン「 かの神食いの獣です。 ・・・そしてこれはこの獣を躾けられる道具。 」「 かの獣はソビエトを食らう。 」 ミドル6 シーンプレイヤー:  登場可能 フェンリル大暴れ。 ミドル7 情報収集 ・フェンリルについて ・ステパン・ペトリチェンコについて ・ヤドリギの苗について かつて世界を覆うほどに枝葉を広げていた世界樹が残した苗。 世界樹は遥か古の神々の戦いの末に焼け落ちることになるが、その魔力を多く残している。 神々の戦いの時に神を食らったという獣、フェンリルをその魔力で封じ込めている。 世界樹の魔力はフェンリルを封じ込めるのに都合がよいようで、これをどうにかして使えばやつを弱らせれそうだが・・・? ・ステパン・ペトリチェンコ かつてソビエト海軍に所属。元々はロシア帝国の水兵だったが、水兵たちは赤軍の思想に共鳴してロシア革命の主力部隊となりレーニン、スターリンなどとは協力関係であった。 だが独裁化して横暴を極めていく赤軍に異を唱え、彼はバルチック艦隊の本拠であるクロンシュタットで反乱を起こした。しかし敗北し同志の多くは死に、彼もフィンランドに亡命を余儀なくされる。 超能力兵士としての能力を赤軍への復讐に傾け、現在ではフィンランド、ドイツ、ソ連の三国にまたがってスパイ活動をし、各国の動きを利用する。 かつてフェンリルを捕えた鎖グレイプニルを使い、フェンリルを意のままに操ろうとしている。 ・フェンリル かつて神を食らい、太陽を飲みこんだとまで言われる北欧神話の巨狼。 神々の手で討伐されるもその肉体を完全に滅ぼすことはできずヤドリギの力を借りて封印される。 キュアピュアで 剛身獣化+究極獣化+完全獣化+巨神獣化 を使用。めちゃくちゃ強い。 が、ヤドリギの魔力をどうにか使えば弱らせられるようだ。 クライマックス ボス:フェンリル D:野獣本能 剛身獣化+究極獣化+完全獣化+巨神獣化+セントールの足+破壊の爪+ハンティングスタイル メジャー:獣の力+コンセ:キュマ+増腕 イベント前→後 20r7+5 →変化なし x+8d10+55 → x+1d10+42 装甲:  リアクション:竜鱗 75 →0 ボス:ステパン・ペトリチェンコ 漆黒の拳+伸縮腕+貪欲なる拳+巨人の斧+爪剣+コンセ:バロール 13r7+5 x+1d10+26 1点でも通れば3d追加ダメージ 透過 餓鬼魂の使い 毒レベル3で反撃 自動触手 15点ダメージ反撃 エンディング 1 零歌 直後 消えて行くムーミン 「 何十年、何百年かかるかわかんないけど。 必ず戻ってくるから 」「 もう会えないだろうけど、世界は必ず繋がってるんだよ。 」 2 アウレ 数年後 世界樹の苗木 トーベ「 ・・・みんなが妖精さんたちを忘れないようにね。」「 たくさんの人が読んでくれるといいなあ 」 3 瑞葉 50年後 竜神の血筋のため外見上はほとんど老いていない瑞葉と お婆ちゃんになったトーベ「  4 ナイ 数百年後 瑞々しく枝葉を張った世界樹 ムーミンがわらわら ムーミン「 お久しぶり 」