01/26(木)『Judas』 ■トレーラー   長崎県端島・・・通称軍艦島。 かつて海底炭鉱が存在し大いに栄えたものの戦後は採掘量が減少し現在は無人島である・・・というのは表向きの話。 実際のところここには過去旧日本軍の超人製造施設が存在しており、現在もUGNの遺産研究施設が存在する。 その理由は遺産「レッドサン」の存在。その詳細は謎に包まれているが、かつて採掘場であったことが大いに関係しているらしい。 そこで遺産の収拾を重要視するコードウェル博士はFH内の選りすぐりのエージェントを集めて軍艦島の潜入作戦を決行させた。 軍艦島への上陸は成功。研究施設の深部に到達しレッドサンが保管されている箱を奪取。全ては順調であると思われた。 だが、その直後に待ち構えていたUGNの精鋭部隊に迎撃されてしまう。 馬鹿な、トラップやセンサーの類は完全に封じたはず。警備の目も完璧に潜り抜けたはずだ。 タイミングが良すぎる・・・ メンバーの中に裏切り者がいるのではないのか? そんな疑念をよぎらせつつ、君たちは島を脱出することになった。   ダブルクロス 3rdEdition 「 Judas 」    Judas――  それは、裏切りを意味する言葉。       ■募集用件 ・日時:1月26日(木曜)21:00〜26:00 ・募集人数:4、5人 ・シナリオ傾向:所属制限FH限定。通常ステージ)   ・連絡事項: 参加希望の方はキャラを最大二人提出してください。 また事前に http://sororatelier.sakura.ne.jp/dual-cross/pl_list/list.cgi?id=178&mode=show の注意点を読んでおいてください。 締め切りは1/18の24:00とさせていただきます。 参加PCが決定した後に詳細ハンドアウトを作成します。 なお、PCの中に裏切り者役が配置されます。裏切り者になったキャラクターにはRハンドアウトが配られます。 GMとの裏での連絡のために裏切り者役はIRCに入ってGMとトークが連絡できるようにしてください。 なお、場合によっては特殊ルールを搭載するかもしれません。その場合なるべく早く掲示板に告知します。   ・レギュレーション:Exp0〜100、通常ステージのPCのみ、所属制限はなし。 ・セッションチャンネル:    irc.trpg.net (irc.cokage.ne.jp)    #デュアルクロス_●て・つ    #デュアルクロス_●て・つ裏    #デュアルクロス_●て・つデータ Rハンドアウト:三重の敗北(トリプルルーズ) ルーファス・L・ルーザイン 喫茶プロモーション。 FH傘下のペルソナショップとして経営している君の店だが、最近はFHの任務よりもむしろこっちで忙しい。 あれ、もしかしてこっちのほうが天職なのか? それとも俺FHから忘れ去られた?  老人「 マスター・・・ 」 老人「 マスター・・・ 聞こえているのか? 」「 もう一杯頼むよ。 」 ってぼーっとしていたが接客中だった。 登場&RPどうぞ 老人「 この店は良いコーヒーを入れるな。 香りといい熱さといい苦味といいクリームの配分といいとても飲みやすい。バランスのよい、ともいうかな 」 老人「 市販のインスタントコーヒーのような味気なさでもなく、高級コーヒーのような強すぎる風味でもないので、こうしてつい毎日来てしまう。 」 老人「 強いて言えば賑やかすぎて、落ち着いて一人で飲むには不向きなのが偶にキズといったところか。 」周りの喧騒見つつ 老人「 だが、わしは嫌いではない。 」一杯飲んで、お茶請けのクッキーを齧り 退屈だが、不思議と疲労感がない午後のひと時。 こうしていると自分がFHの構成員であることをつい忘れかけてしまう。  老人「 さて、老人の長話につきあわせてすまないな。 明日もまた来る。 」 と 財布を革の鞄から出そうとして 老人「 ぬ、、、」 転んで財布を取り落とす 何か・・・周りがおかしい。 この老人が転んだこと、だけじゃない。 気づけば淹れたばかりのコーヒーは冷めており、悪臭が漂っている 厨房を這うネズミは動きを止めるとそのまま息絶えてしまう 照明の電気はぱちぱちと点滅しては消えて、水道周りではカビが目視できる速さで広がっていく。 それだけじゃない。客は皆が皆気分を悪そうにしている、髪がぽろぽろと抜け、肌がカサカサになり、手足をやせ衰えさせていく。 そして自分の肉体もだ! そして大時計の針がプロペラのような速さで回転していくのを見てようやく理解した。 ここにいる物と者全てが急速に老化している。時間が高速で流れている、そんな感覚だ。 老人「・・・・    はっと気づけば 老人は既に老衰で息絶えて、腐敗する間もなくミイラ化していた。 それからというもの、わけもわからず逃げ出した。 店から少し離れれば日常が広がっていた。 自分の肉体も徐々に元通りの若々しさを取り戻していく。 しばらくして店に戻るともう時間の流れは正常に戻っているようだ。しかし、惨状の痕跡は事実を冷徹かつ如実に物語っている。 元の店に戻るまでけっこうな損害がかかるだろう。それ以上に癒えぬ傷があるだろう。しかしわけがわからなくとも受け入れなければならない。 茫然としていると、店の電話がかかっているのに気づく。 使徒「 “マスターカノン”だな。 コードウェル博士より直々の命令だ。 遺産奪取作戦に参加せよ。詳細は後日改めて伝える。」「 危険度は折り紙つきだが報酬は期待していいぞ。 」 Rハンドアウト:“呪われた乙女(スキュラ)”犬飼睦美(いぬかい・むつみ) まるでブルボン朝のフランス王宮にでも迷い込んだかのような錯覚すらさせる瀟洒な邸宅。 白を基調にした建築に囲まれた中庭には冬も半ばだというのに色とりどりの花が咲き誇っている。 傍らに噴水が臨めるオープンテラスで優雅な午後を満喫しているのは主人である“マスターマインド”天船巴。 特製のミルクティーと木苺の載ったチーズケーキを嗜んでいる。見ている者としては涎が綻ばずにはいられない。 メイド「 お待たせしました。犬飼睦美様 」 羨ましげに見ていたところに執事が巴の手前の席に主人と同じオーダーを届ける。しかも量は切り分ける前のフルサイズだ。 巴「 ほら、何を野良犬のようにぼーっと見てるんですの? 遠慮せずに食べていいんですからね。 」 巴「・・・ひょっとしたら、これが最後の晩餐になるかもしれませんから」にこぉ 登場&RPどうぞ メイド「 では、失礼いたします。 ごゆるりとくつろぎ下さい 」メイドは粛々とその場を引いた 巴「 やだやだ ほんの冗談ですのに。 」 目は笑って・・・ない? 巴「 さてと今日は睦美ちゃん。あなたにお願いがあるのよね。 いつもよりちょっと危ないけど、睦美ちゃんなら無事に果たしてくれると信じてますから。」断らせないとのしかかってくるような空気。 巴「 では、説明しますわ。 今回コードウェルから目ぼしいセルに対して人員の強制召集がかかりまして、マスターマインドセルの代表として睦美ちゃんを送ろうと思うのですわ。 巴「 目的は軍艦島という島にあるUGN施設からの遺産の奪取。 遺産の名前はレッドサン。 外見的には握り拳ほどのルビーの形態をとっています。その効果や詳細は表向きには伏せられています。 ですが、わたくしの独自の情報網からその詳細を掴んでおります。 」 巴「 レッドサン その正体はレネゲイドウイルスが極限まで凝縮された魔眼。その効果は時間を支配することですわ。 」 巴「 支配といってもその制御は難解でUGNも研究段階だそうですが、研究が完成すれば非常に厄介です。勿論コードウェルに素直に渡しても後々厄介になることは変わりません。 」 巴「 そこでわたくしから頼みたいのは 遺産の奪取、最悪でも破壊。 もっともどの程度で破壊できるかはわかりませんので極力持ち帰ることをお願いしますわ。 」 巴「 ただ、何も対策しなければあなたでも奪取は簡単ではないでしょう。 そこでこちらでも色々と準備しましたわ。 」 巴「 一つはUGN側にうちのセルの柴田と秋田を紛れ込ませていますの。 エフェクトで変装しているので顔はわからないでしょうが。符牒としてササミジャーキーを差し出してくるので、その相手を信じることですわ。 」「 レッドサンを奪取したら二人に受け渡しなさい。そのあとは混乱のどさくさに紛れてセルまで運んでもらうので派手に暴れながら逃走するのがベターですわ。 」 巴「 もう一つは。情報収集の課程で回収したこの砂時計。 レッドサンを研究しているセルからうちの工作員が拝借してきましたの。 」 落ちない砂時計:反転させると使用者以外の時間を1シーンの間停止させてしまう砂時計。使用者以外を強制的にシーン退場させる。ただし使用者が直接干渉した人や物はこの効果を解除される。つまり時間が停止しているからといって動きが止まっている人間に攻撃を仕掛けたりすると解除される。つまりシーンに登場させたい人物などは退場させずにすることもできる。 砂はレッドサンの眷属が使われている。ただし同種の効果を持つアイテムを同時に使われた場合その使用者は効果の範囲外になる場合がある。1シナリオ一回のみ使える。 巴「 どうしようもなくなったらこれを使いなさい。何度も使えるものではないので、使いどころは自分で考えなさいな 」 巴「 幸運を祈らせてもらいますわ。 」睦美に抱き着いて飼い犬をあやすように背中を指でさする。 Rハンドアウト:白金糸雀-イノセンシア- 弓束胡桃 カムイが死んだ。   あの白い悪魔の手にかかって死んだ。   米に水分と熱を加えた後に、外力を加えて練り合わせ、成形した物体により窒息して死んだ。   ・・・お餅をのどに詰まらせて死んだ。   悲しみに暮れるフレンチブルドッグとアデリーペンギン。 セルリーダーは年明けから彼氏と一緒に初詣で不在である。 カムイ:(まだ体温は残っている、だがその脈はとうに絶えている) 年始だというのに絶望である。初日の出も日没にしか見えない。 二匹は悲しみに暮れ、カムイの食べ残したお餅を友の仇とばかりに頬張っていく。涙ぐましい友情だ。   そこに割り込んでくるノック。 ???「失礼、弓束胡桃さんはおられますかな。」 声は聞き覚えのない老人のものだ。 シナリオロイス:マスタークロノス 時任徐市 Rハンドアウト:白金糸雀-イノセンシア- 弓束胡桃 カムイが死んだ。 白い悪魔の手にかかって死んだ。 お餅をのどに詰まらせて死んだ。 悲しみに暮れるフレンチブルドッグとペンギン。 セルリーダーは年明けから彼氏と一緒に初詣で不在である。 カムイ:(まだ体温は残っている、だがその脈はとうに絶えている) 登場&RPどうぞ 年始だというのに絶望である。二匹の涙を啜る音ばかりが目立つ そこにノックが割り込んでくる。 ???「失礼、弓束胡桃さんはおられますかな。」 声は聞き覚えのない老人のものだ。 ドアを開ける。 そのにいたのはどことなく昔の中国の宮廷衣装のような裾の広くて長いエスニック風の衣服。白髪白鬚の好々爺。 赤い、ルビーのような宝石が誂えられた指輪をつけている。とりあえず死神がクマの御霊を迎えに来たのではないらしい。 老人「 初めまして。ワシは時任徐市。またの名をマスタークロノスという者じゃ。 」「 ・・・しかし、今はそれどころではないようですな。 」 マスタークロノス 時間操作についてはFHで並ぶ者はないとされるマスタークラス。だが彼のセルはコードウェル派とはあまり交流がなく、謎に包まれている。何故自分に用があるのかは見当がつかない。 マスタークロノス「 その前に・・・少し離れているがよろしいよ。 」 と、白目のクマーの遺体に近づけば、ルビーの指輪を掲げるように手を伸ばして 何か呪文を唱えながらクマーに触れる  手の周りには次第に1,2,3・・・何十もの魔眼が衛星のように取り巻いていく すると たちまちクマーが起き上がって・・・ まるでビデオの巻き戻し映像を見せるかのようにこたつに座りなおし おもちを吐きだして箸を置いていく そして巻き戻しがやむ。 カムイ「 クマ? 」 何してんのみんな? 的にはにかむ 「 クマー 」 お餅を再び食べ始めようと マスタークロノス「 さてと、これで話ができるようになったかの。 何、礼はいらぬよ。 強いて言えばわしの頼みを聞いてほしいというところか。だがこればっかりは君の欲望と相談してくれたまえ。 」 マスタークロノス「 端的にいって。 次の作戦、遺産レッドサンの回収作戦でコードウェルをこっそり裏切ってほしいというところかの。 」 「 勿論作戦中のバックアップはするし、君にうま味のある報酬も用意してある。 」 マスタークロノス「 取り戻したい過去が君にはないかね? あるいは、大事な人との失ってしまった時間などはないかね。 ワシならそれを過去から掘り出すことができる。今のように。 レッドサン本体があってこそ、ではあるが。 」 マスタークロノス「 この指輪の宝石はレッドサンの眷属じゃ。この遺産はバロールシンドロームの魔眼と反応して時間操作を行うことができる。もっとも眷属程度では数分前に死んだものを死ぬ前の状態に戻す、というぐらいのことが関の山じゃがな。 」 マスタークロノス「 わしの目的はレッドサンをUGNにはもちろん、何よりコードウェルに渡さないことじゃ。あれは技術を広めるには危険すぎる代物じゃ。核兵器と同じ、いや、それ以上のものじゃろう。 せいぜい人の一人二人を生き返すぐらいならばまだしも、奴の知能と目的のことだ。いずれは街ひとつ、国一つをまるごと改変させるような所業も行いかねん。」 マスタークロノス「 わしはそれが恐ろしい。わしのセルが他のセルと過度に接触を避けているのもそのため。時間操作の有効性と恐ろしさを知るゆえにの レッドサン奪取後は誰も知らない安全な場所まで隔離しておくつもりである。 」「 とはいえ、信じるかどうかは君に任せる。 ワシもまた己の欲望のために動く者だからな。 」 マスタークロノス「 改めてワシからの依頼を説明しよう、君が作戦中。レッドサンを確保したら隙を見て盗み出してほしい。 そのために君には道具を渡しておく。」 落ちない砂時計:反転させると使用者以外の時間を1シーンの間停止させてしまう砂時計。使用者以外を強制的にシーン退場させる。ただし使用者が直接干渉した人や物はこの効果を解除される。つまり時間が停止しているからといって動きが止まっている人間に攻撃を仕掛けたりすると解除される。つまりシーンに登場させたい人物などは退場させずにすることもできる。 砂はレッドサンの眷属が使われている。ただし同種の効果を持つアイテムを同時に使われた場合その使用者は効果の範囲外になる場合がある。1シナリオ一回のみ使える。 虫食い穴:独立した魔眼の一種。二つで一セット。ワーディングが乱れている、エフェクトを制限されるギミックが施されているなどの理由でディメンジョンゲートが使えない場所でもディメンジョンゲートが使えるようになる。ただし移動できる先はもう一つの対応した虫食い穴の先に固定されている。 マスタークロノス「 レッドサン本体を確保できたら虫食い穴に声をかけるがよい。わしの部下が迎えに行く。なお、こちら側から声をかけて指示を出すこともあるので聞き落さぬようにの 」 マスタークロノス「 それともう一つ。UGNの研究の監視のために軍艦島にはわしのセルの諜報員を潜ませている。彼が君の行動を支援してくれるはずだ。 」 Rハンドアウト:マスターカノン ミリアム・D・アークライト 夢を見ていた。とうに捨ててしまった過去なのに、今になってどうして? それはまだ君が暖かな温もりを知っていた頃。   スコットランドの緑が眩い森の中。 まるで妖精でも踊っていそうなそこは、確かに現実に存在していた。かつてアークライト家が所領していた別荘の傍に。 長期休暇に入ると毎年決まって家族そろってここに遊びに来た。 父は趣味の狩りを楽しみに、病弱だった母は田舎の澄んだ空気を吸いに。 そして自分と妹のメリエルは毎日綺麗なドレスを競うように汚してはメイドに小言を言われる毎日であった。 たしかこの日は、少しやりすぎて怒られるどころか泣きつかれてたっけ・・・   メリエル「 お姉さまぁ・・・どうしよう、ここさっきも通ったよね・・・? 」 似たような景色、乱れる足音、不安定な方向感覚、一言で言えば迷子がふたり。 童謡のように親切な熊さんが追いかけてきてくれればよいのだが・・・そんなことはなく。 登場&RPどうぞ   回想になります。 行けども行けども、曲がれども曲がれども むしろ家路とは逆方向に向かっているような気がして不安ばかりが募る。 そして肉体的にも、もう倒れてしまいたいくらい疲れ切っている。 メリエル「 ひっく・・・ 」 「 ひっく・・・このまま帰れなかったらどうしよう・・」「 ふぇぇぇぇん 」 とうとう堪えきれずに泣きだしてしまった。 がさ  がさ がさがさ 近くの茂みが揺れる。 メリエル「 ・・・ふぇ・・ 」 思わず、よからぬものが飛び出してくるのではないかと身構え、そして抱いた感情は恐怖に変わる。 メリエル「 ぃゃぁぁぁ・・・ 」 ひょこ d⌒(=⌒O⌒=)⌒b メリエル「 ほ・・・ 」 /(*^∈∋^)ノシ""  ウサギは足早に逃げてった   なぜなら ▼≧ウ≦▼ 「 ウオオオン ウオオン!!! 」 ウサギの出てきたところから、野犬が飛び出してきた。 メリエル「 ・・・ぁ 」硬直 ▼≧ウ≦▼「ウウウウゥゥ」 ウサギは追いつかないとみて、君たちに視線を移したようだ。 食べれるかな、どんな味がするんだろうな、とか聞こえてきそうだ。 メリエル「 お姉さまぁぁっ;; 」ぎゅぅぅっと腕が痛いくらいに抱きしめて もう駄目か、と思ったその時 パァァァァン!! 犬の唸り声を切り裂く銃声。 ▼≧ウ≦▼「きゃんきゃんきゃんっ!!」 たまらず犬は逃げ出した。 父「 ふぅ・・・ ミリアム、メリエル 大丈夫か? 怪我はないか? 」野犬が去ったことがわかると手にした猟銃を降ろし。 母「 ミリぃ・・ メリィ・・・!! 」 両親だった。 母親は二人に覆いかぶさるように抱き着いた。顔色はよくないが、それでも表情は安心しきっている。病気がちで滅多に外に出ることがない母が血相を変えて探し回っていたことがよくわかる。 メリエル「 ごめんなさい・・・お父様・・・お母様・・・ 許して・・・もう・・・森の奥・・・いかな・・・ひっく 」 父「 もういいよそのことは。二人が無事で何よりだよ。 ばあやが夕食の用意をしている。冷めないうちに、帰ろう。 」そっと寄って大きな掌で頭を撫で 母「 ・・・あなたたちに万が一のことがあったら・・・でも、よかった 」その笑顔は心からのもので Rハンドアウト:平等な世界(フラットメイカー) 平平平平(ひらだいらへいべい) 左右対称のシンメトリーこそ美の極致。 君の日課はセルメンバーを左右対称に並ばせた上で中央前で号令をかけることだ。 勿論左右で男女分かれさせ身長も段々状になるよう完璧に配置されている。 ・・・横から見たら全然対称になっていないがそれについて突っ込む者はいない。 さて今日も美しい平等の素晴らしい号令をかけ・・・ 平平?「 なるほど、確かに芸術性すら感じる並びですな。 」 自分がいて、先に号令をかけている・・・ 登場どうぞ 平平?「 おや、本物がようやくやってきましたか。 失礼を。 」 平平?「 平平氏ですね。 貴方に頼みたいことがあってこうしてまいりました。驚かせたのは失礼。ですが、貴方の好みは平等な世界。 異物である僕が平等な世界に割り込むのはその形を不平等に崩してしまうと思い、貴方が二人いれば平等を崩さない、と配慮した結果です。 決してふざけ半分ではありません。」 平平?「 僕のことはシュウとお呼びください。とあるセルからの使いです。 この姿は、あなたの持つ道具と同じ道具で姿を変えているだけです。」 シュウ「 貴方に頼みたいことは 端的に言えば次の作戦、遺産レッドサンの回収作戦でコードウェルをこっそり裏切ってほしいということです。」 シュウ「 レッドサンは時間を制御するための遺産。それがコードウェル一派にわたってしまえばきわめてコードウェルの力が強くなってしまいます。つまりFHがより不平等な力関係の組織になりうる、というわけです。 こうした状況は貴方も気に入らないでしょう? 我々のセルもまた同じ。 いや、コードウェルをよく思っていない連中は他にも大勢いる。ただ口に出さないだけで、ね。」 シュウ「 レッドサンを盗み出した暁には、レッドサンの一部と制御方法の研究成果の一部をいかがでしょう? 時間をわずかでも制御できる・・・バロールシンドロームの貴方にとっては自らの力を高めることにもつながります。 」 シュウ「 なるほど。 わかりました。 そのような意思であれば説得のしようもありませんね。 わたしは退散することにします。 」 ディメンジョンゲートを広げる。   ●オープニング シーンプレイヤー:全員 軍艦島への潜入。 その手筈はコードウェル直下の第十使徒部隊が島外で陽動し、その混乱に乗じて選抜された5人がUGNの装いをして乗り込むというものである。 実際その作戦は成功しつつあった。 いくつもの精鋭と罠と扉を潜り抜けた先で入手したRedSunのプレートがかかった厳重な容器。おそらくこの中に遺産が収められているのであろう。 だがその時から計算が狂い始めた。   箱を持って逃げ出したはいいが、どこに逃げても、エフェクトでカモフラージュしようとも正確にUGNの警備がはかったように猛追してくる。 時には先回りされていることさえある。 だが箱を発見した際に十全にそれを調べたはずだ。発信機のようなものはなく、電波などが出ている痕跡も見当たらなかった。 考えたくはないが、メンバーの中に敵に行動を教えている者がいるのではないか? しかし今にも背後からUGNが迫ってくる。尋問や荷物検査などをしている時間はない。 どうする・・・? 登場&RPどうぞ 君たちが飛び込んだ先には大部屋があった。後ろからはUGNが追ってくる足音が。 大部屋の先からは幸いまだ敵の気配はない。この部屋には6つの扉があり、今入ってきたところを除くと行き先は5つ。 事前に諜報チームから渡されたマップによれば距離の差はあれどどの扉からも最終合流地点へ行けるようだ。 レッドサンの箱を誰が持つか決めてください。 扉は行き先ではなくキャラクターによってイベントが固定されているので「全員分散する」「誰と誰が一緒」という処理でOKです。 なお、誰と誰が一緒にいくと宣言してもキャラによっては逃げている途中でバラバラになったという処理で個別パートになることがあります。 ・胡桃隠し 髪の中に隠した「虫食い穴」から声が聞こえる。 ???「 お疲れ様 」若い男の声だ。 ???「 驚かしてごめんね、UGNに君たちの位置を流してたのは僕。 バラバラになりやすい状況を作ってあげようと思って。 僕はシュウ。 」 シュウ「 第三研究室で待ってる。一度落ち合いたい。 箱は持って来なくていい、あれはレッドサンの眷属が入ってるだけだ。本体じゃない。 」 シュウ「 第三研究室の近くにはUGNの連中は来ないように情報を攪乱しといたから、こっちは安全だよ。そこからなら右の扉からが近いんじゃないかな。誰かついてきたら適当に撒くか処分しといて。 後者はリスクが高いからお勧めしないけど。 」 シュウ「 それじゃまた後で 」 ・睦美隠し こんな状況でも君の食欲は旺盛だ。何か美味しそうなにおいがする。 ・・・よく見れば5つの扉のうち一つにササミジャーキーの欠片がぽろぽろ零れている。 まるで君に道を誘導するように・・・ ●ミドル1 シーンプレイヤー:ミリアム マスターカノンの名を冠する君はレールガンによる大量殲滅を得意とするが、 オルクス、エンジェルハイロゥというシンドームの特性上潜入任務や暗殺任務も高いレベルでこなせる。マスターの名は伊達ではない。 そのため個人行動となった君は今までの後手がまるで嘘のようだ。君はUGNの包囲網を翻弄するように抜け出した。 追撃者を切り抜けあとは合流地点まで向かうだけとなった時、窓越しに向かいにある棟で誰か2人話している。恰好からしてUGN職員のようだが・・・? 情報収集パート UGN職員の会話:知覚  目標10、14、18) イージーエフェクト:ウサギの耳使用で達成値+2 目標10 職員A「ったく、あいつは上手くやるよよなぁ 柴田。 通信手段とか持たせてないけど」手にしたササミジャーキーを頬張りつつ 職員B「まぁ 能力自体は有能だし、セルでも特別忠誠心が高いからな。 ・・・上手くあそこに誘導する手段は考えてある。 」 目標14 職員A「それにしてもレッドサンに眷属がこんなにあるなんてな。あんな厳重な箱が倉庫にみっちり置いてあるのは壮観だったぜ。あれは時間を操るんだろ? UGNやばいんじゃねぇ? 」 職員B「 だが研究は遅々として進まない。それほどまでに時間操作って言うのは厄介な技術なんだよな。旧日本軍も研究してたそうだが結果はご覧のありさま。 」 職員A「そんなもんFHに持ってったって使いようがないんじゃねぇの? 」 職員B「 ・・・コードウェル博士の頭脳と、FHの実験設備・実験倫理なら可能やもしれん。」「それに「マスタークロノス」がいる。あの男は旧日本軍以前からレッドサンを研究していて噂じゃ少しくらいなら時間を巻き戻したり進めたり出来るって話だ。 」 職員A「 おいおい、そんなマスタークラスがいたのか? …ちょっと待てよ今回の作戦の参加者にそいつの名は見なかったぞ。ノイマンの俺の記憶力にかけていなかったはずだ。 」 職員B「 ・・・コードウェル博士が警戒するほど凄絶な欲望の持ち主、だそうだ。 だからハイリターンよりもハイリスクを恐れた、らしい。 」 目標18 職員B「 だが、マスタークロノスがこのまま手をこまねいて見ているわけがないだろう。噂じゃこの作戦の参加者の何人かに内通を呼びかけたらしい。 」 職員A「 まぁうちがレッドサンの本体を奪っちまえば関係ねぇか。 」「 うへへ・・・この任務に成功したら巴様からご褒美、なんだよなぁ・・・ 踏んでくれるかな、、ひっぱたいてくれるかなぁ・・・ 」 職員B「 おい、てめぇの欲望ここで垂れ流すんじゃねぇよ。 」「 ・・・さて、合流地点に急ぐぞ。 」 モルフェウスのようだ。壁に穴を開けてそこから近道を作って退場 ●ミドル2個別 シーンプレイヤー:睦美 ササミジャーキーの誘導に導かれていく睦美。 このにおいはブロイラーだな、安物だけど我慢しておこう。 とか呑気に構えていると・・・いきなりジャーキーが途絶えてしまう。 探せど探せど見つからない そこに・・・ 柴田「 ふん、流石はマスタークラスってーとこか。 ちょうどいいお前を倒して俺が巴様の右腕になってやる! 」 秋田「 なるほど  そうか・・・お前が噂の。 これでも食らえマスターk 」(爆発音) 柴田「 秋田 連携行くぞ! 」(射撃音) 秋田柴田「 ・・・なかなかやるな。 だがこれ・・・ なん、だ、、、と 」 少し離れた部屋からのようだ。 それきり声は聞こえない。 登場&RPどうぞ 駆けつけてみれば部屋の様子は異常だった。 部屋の中のものが急速に朽ちていっている。柴田と秋田の死体は急速に乾いていきミイラになりつつある。 飛散したジャーキーもカサカサに乾燥してぼろぼろに 秋田の腕時計を見てわかった。まるでプロペラのように針が高速で回転している。 時間が高速で動いているようにしか見えなかった。 彼らをこんな姿にした相手はもういなかった。 秋田の鞄が木端微塵になり、中に入っていた資料が部屋中に散乱している。 有用な情報がありそうだが、長い間部屋に入ることはできなさそうだ。 また、部屋の手前に吹き飛ばされた柴田の腕が落ちている。 腕を調べてみると鍵が握りしめられているのがわかった。 時が壊れた部屋の証拠回収:知識:学問 目標8、12) ありったけの資料と物品を回収して部屋を逃れた。 部屋を逃れた時には10歳くらい成長(老化)してアダルトわんこになっている。服やドッグカラーも劣化して一部ぼろっとなってたり だが部屋から出るとだんだんと元の年齢の睦美ちゃんに戻っていく。服やドッグカラーは戻っても戻らなくてもいい。 時が壊れた部屋の証拠回収:8 レッドサンは「本体」とその力に影響を受けただけのただの石「眷属」がある。 眷属は厳重な箱に収められて研究材料にされている。 本体は施設の地下、旧炭鉱の最奥の保管室にある。ここを開けるには二つの鍵が要る。部屋の外に落ちていた柴田の腕に握りしめられたのはそのうちの一つのようだ。 しかし肝心の炭鉱が非常に入り組んだ構造をしているため地図でもないと辿りつくのは難しいだろう。 また、二人が脱出するために旧炭鉱の忘れ去られた一角にモーターボートを設置してあることがわかった。君が運転できるかはともかくとして脱出はできそうだ。 またササミジャーキーの束を発見した。 時が壊れた部屋の証拠回収:12 小瓶を発見した。中身は麻痺毒のようだ。何がしかの食品に混ぜて飲ませると次のシーンにそのキャラは1シーンの間意識を失う。量は一人分しかない。 ただしエフェクトを受けたりワーディングを感じたり他のキャラから起こされたりすると意識を取戻し、硬直・重圧状態に変更される。 ●ミドル3個別 シーンプレイヤー:胡桃 皆から離れた君は、第三研究室にて声の主と落ち合う。シュウという名の若い大陸系の男だ。インテリじみた雰囲気を持っているらしい。 と、思ったら、そこにいたのはルーファスだった。 ルーファス?「 遅かったね・・・ まぁ、いいや 時間はまだある。おっと、警戒しなくていい。 」 顔に嵌められたルーファスの仮面を外すと話に聞いた通りの人物になった。 登場&RPどうぞ シュウ「 僕がマスタークロノスセルのシュウだ。 これはマスクド。ちょっとこれで色々攪乱してきた。」 シュウ「 レッドサン本体があるのはここの地下の保管室のようだ。だが途中にとても入り組んだ廃坑がある。こんな時でもなければじっくり調べるんだが、短時間で入手するには地図でもないと難しいだろうね。それにここに入るには鍵が二つ要る。うち一本は見つけたが、もう一つは行方不明だ。鍵は渡しておくよ。 」 シュウ「 それと僕の魔眼も渡しておこう、これで鞄くらいの空間を作れるから物を隠したりできるよ。 」 シュウの魔眼 持ち物検査などをされた場合、その抵抗する達成値を+10した扱いにします。(式にはいれないこと。) さて、知覚判定どうぞ 入り口の外から視線を感じる UGNのようだ。 UGN「 FHだ。応援を呼ばねば・・・ 」その動きは早い 加速装置を使用しているようだ。 よく見ると片目がデジカメのような義眼である。 シュウ「 ・・・! お前っ 」 シュウは気づいた、だが少しタイミングを逃す 咄嗟に飛ばした魔眼は相手を弾き飛ばすが致命傷ではない。 弾き飛ばしたUGNの兵士の傷口に機械部品のようなものが露出しているのが見えた。 シュウ「 あれは僕が始末しよう。君はレッドサンを入手するのに力を注げ。 始末後はUGNの陽動に徹する。派手に暴れて目を引く 」 ●ミドル4個別 シーンプレイヤー:ルーファス 君は他の仲間を逃がすためにUGNの追っ手を引き付けるだけ引き付けた。 しかしみすみすやられるつもりはない。君は工作員としてのスキルを十二分に発揮させてその行方を、その痕跡を確実に拭っていく UGN「 ッち、どこに隠れた ・・・ 」「 隊長・・・怪我人がいます。救護室はいっぱいですがどうすれば・・・ 」 UGN「 今は連中を追い詰めるのが先だ! 急を要しなければ空いている部屋に詰めておけ 」 ようやく静かになった。しかし時間をかけ過ぎたせいで向かう予定のルートはUGNの気配でいっぱいだ。どうにかして回り道しなくてはならない。 幸いにしてUGNのコンピュータールームがあった。誰もいないようだ。地理情報くらいは見つかるだろう。 登場&RPどうぞ ・軍艦島の情報 情報:UGN 目標8,12,16、20 ・軍艦島の情報 目標8 レッドサンは時間を制御する遺産である。だがその制御方法は未知に包まれており、研究段階である。 その場所は地下の廃坑奥深くにあり、廃坑を含めた施設中のマップも入手した。 目標12 通信記録のログを発見した。 通信「FHの急な大規模作戦によりこちらは防戦一方だ。元々の防備が厳重ではあるがジリジリと押されている。援軍要請をする。」 霧谷「わかりました。九州支部から精鋭を派遣します。1時間以内に先遣隊が。3時間以内に本隊が到着するよう進めます。それまで耐えぬいてください。 」 霧谷「幸いにして彼女が九州支部に別件で滞在していました。断罪天使(サンダルフォン) 本部のマスターキラーです。 今までに4人のマスターエージェントを撃破した凄腕です。」 通信「了解した。防衛に徹する。だが既にネズミに入られた。それも複数組いる。コードウェルが特別に編成した部隊と謎の男 若い中国系の男だ。」 霧谷「 もし彼のセルの者ならばコードウェル以上に危険視しなければなりませんね・・・ 」 次のログを追おうとすると・・・ 目標16 この島では元々日本軍の研究施設があり、時間を急速に進めて破壊する兵器や時間を戻して兵士を生き返す技術の開発がされていた。 その開発主任であった時任徐市少将は研究を完成直前まで進めていたが研究者たちがその研究の恐ろしさを目の当たりにして彼を殺害。 米国のマンハッタン計画よりも先に完成する予定だったがその研究は破棄され、ごくわずかに残った資料を数十年後にUGNが回収。再研究に至る。 目標20 レッドサンの眷属は本体に比べてごく限られた力しかもっていないがバロールシンドローム保有者が使用するとそのエフェクトの効果を強めることができる。 戦闘中に使用した場合オートアクション扱いで直後に使うエフェクトの効果を+2レベルする。正し使用回数は増えない。 イージーエフェクトやワーディングの効果も上げることができる。その場合使ったときに効果を教える。 知覚どうぞ 窓の外から ひゅぅ という空気の抜けたような音。 ドオオオオオオオオオオオン!!! それを確認する間もなく、 部屋は熱と衝撃と爆発の渦に巻き込まれた。 明らかに君を狙った狙撃。 向かいの棟には、さっきまで一緒にいたはずのマスターカノンが 煙の残る巨砲をこちらに向けていた。 ・・・このままでは第二波も来る 更に、階段を上る音が外から 急いで逃げなければ今度こそやられてしまうだろう。 ●ミドル5個別 シーンプレイヤー:平平 君はmaskedを使用してUGNに紛れることができたため、逃亡は鮮やかだった。このついでに他のメンバ―の居場所やこの施設の情報を入手する余裕もある。 合流場所に向かう前にモニタールームというプレートがかけられた部屋を見つけた。中には警備員が少数いる。 そして施設中の監視カメラの映像がモニターに映し出されていた。監視カメラは数十秒ごとにぶつ切りに別々の場所の映像を映し出す。 登場&RPどうぞ 情報:調達 目標8 マスクドの効果で+3修正追加 情報:調達 ルーファスらしき男が宙に浮いた魔眼のようなものに話しかけている。また魔眼からも何ものかの声が聞き返しているようだがこちらはよく聞き取れない。 ルーファス?「 第三研究室で待ってる。一度落ち合いたい。 箱は持って来なくていい、あれはレッドサンの眷属が入ってるだけだ。本体じゃない。 」 男は怜悧で寂しげな眼光で話をしている。 数分前の映像だ。    ミリアムらしい女がUGNの偉い人から話を聞いている。 UGN幹部「 君が来てくれたことに感謝する。組織に違いはあるが、今回は我々と共闘してもらう。 」 女はにやりときつい笑みを浮かべる。 現在の映像だ。   胡桃らしい女が男の話を聞いている。後ろ姿しか見えないが若いと思われる。 男「 レッドサン本体があるのはここの地下の保管室のようだ。だが途中にとても入り組んだ廃坑がある。こんな時でもなければじっくり調べるんだが、短時間で入手するには地図でもないと難しいだろうね。それにここに入るには鍵が二つ要る。うち一本は見つけたが、もう一つは行方不明だ。鍵は渡しておくよ。 」   睦美らしい女がぼろぼろになった資料をかき集めて収納している。そして千切れた誰かの腕を持ち、掌をこじ開けて中にあった鍵をぽっけないないする。 (_09_MutuM) 「地図、もう一つの鍵、モーターボートに、麻痺毒」 口に出して情報を整理している。 (_09_MutuM) 腕から鍵を回収する。 (_GM_tetto) 回収OK (_09_MutuM) 「……目標までの独力で到達するのは難しそうなのです」 この4つの映像を発見した。みんな怪しすぎるぞ。 そして直後に爆発音とともに施設が揺れる 近くの部屋に爆破が起きたようだ。 衝撃で回線状況が悪く砂嵐で映像が乱れている。 長居は無用そうだ。 ●ミドル6 シーンプレイヤー:全員 合流シーン。 合流地点の手前で奇しくも君たちは合流した。単独行動しようとしていた人も見つかってしまいそうなので出てきたという感じで。 しかし脱出地点のそばの海は見た限りUGN側の艦船がいくつも浮かんでいる。さらに少し離れた海岸にはUGNの司令部が架設されておりものものしい。 今逃げたところで弾雨の嵐に晒されそうだ。 それぞれの持つ情報と入手品を交換してもらいます。 アイテムは誰が持つかということも考えてください。 登場&RPどうぞ 知覚判定どうぞ 体中に穴を開けられ、錆のういた機械化兵がぼろぼろになりつつも必死に走り込んでいる。UGNの兵士だ。司令部の方に向かっている。よく見れば片目がデジカメのような義眼だ。 機械化兵「・・・奴らの情報を伝えねば・・・ 」 距離は30mほど。今は気づかれていない。放置すると司令部に到着しそうだ。 倒しても止めを刺さなければ死なないが、もし捕えたい場合は白兵で倒さなければ確保できそうにない。放置してもよい。 知覚どうぞ ●ミドル8 シーンプレイヤー:ミリアム 登場可能 薄暗く深く、湿気と瘴気のこもった廃坑内。 この地はかつて炭鉱として栄えた反面大勢の労働者が苦役に従事し命を落としていった。 そういう因縁もあって奈落の淵へと通じていそうなほど陰鬱である。 ごつごつした岩の影に何かが突然飛び出してきそうな、しかし何かが岩陰に潜んでいたとしても彼らの前では恐怖を抱いて潜み続けるしかあるまい。 登場&RPどうぞ かっ、とうねった坑道の先から光が差し込んだ。一つ、二つ、三つ・・・3方の通路からだ。 ???「 見つけたわ、ファルスハーツの鼠さんたち。 」 誰かが下りてくる、光が眩すぎて顔はよく見えない。 しかし・・・なぜだろう ミリアムはこの声に近いものを最近どこかで聞いた覚えがある、いや、昔から知っている、のか ???「 大人しく、 投降してください。 ・・・さもなくばあなたたちが再び太陽の日差しを浴びることはないでしょう。」 こつ、こつとだんだんと声の主は降りてくる。 声から、わかる  彼女は ・・・泣いている。 ???「 たとえ、 貴女が相手だとしても・・・ マスターカノンミリアム・D・アークライト いえ・・・ 」 その姿は天上から光とともに降臨する天使のようだった。短くまとめた銀の髪、右目は緑、左目は赤のオッドアイ。  メリエル「 ・・・姉さん 」 だがそれ以上に・・・あまりにも似すぎていた。自分たちを指揮する魔王に ちゃっ、と互いに手にした巨大な銃の砲身を向きあう形で対峙する闇と光 メリエル「 ・・・ 投降の意思は、ないと見てよいのですね。 」何かを堪えるように、言いたそうにしつつも 出した言葉はUGNとしてのそれ。 メリエル「 そうですか・・・ならば・・・排除します。 」 涙が途絶えたその時、 砲身から弾雨がほどばしった。 他の光のほうからも 銃弾が十字砲火のように降りかかる。 だが初弾は運が良かったのか、紙一重で躱せた。撃ち漏らした砲撃が壁をごっそりとえぐる。 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 戦闘の衝撃で光と闇の間に落盤が落ちる。 メリエル「 くっ・・・・ っわたしは・・・わたしはUGN ・・・サンダルフォン ・・・マスターキラー 」 最後に聞こえた彼女の言葉は 自分を妹として見るなという決別の宣言か 立ち位置を見失って必死に言い聞かせる自身への空しい説得か ●ミドル8 シーンプレイヤー:全員 登場可能 UGNが混乱しているうちに遺産を回収する。 だが行き先がばれている以上時間はあるまい。 ようやく二つの鍵で閉められた大きな扉がある間まで辿りつく。 登場&RPどうぞ 開いた扉の奥には、拳大の赤いルビーのような石が鎮座していた。 よく見れば台座や周りの壁の一部が赤色に輝いている。遺産の影響で眷属に変化しているのだろう。 02:24 (_GM_tett_) 02:20 (_11_hira) 「それが我の求める確かな平等につながるわけではない。仮にその依頼を受けたとしても、我はそのレッドサンをUGNにでも流すだろう。」 まで進んだ 02:24 (_09_MutuM) お、落ちてたのね。 02:24 (_10_kuru) 02:22<_11_hira> 「今、これは都市という単位ではなく。国という単位。その差でしかない。さらに言えば、それほどの品だ。仮に君達に渡したとしても、バランスは崩れる。ならば天秤の差が小さい方を選ぶ。」 シュウ(20)胡桃-10m-PC-20m-メリエル(20)