■トレーラー   その場所には、無限の光に満ちていた。闇よりも昏く、全てを隠し、全てを苛む正邪を超えた光。   そこから漏れ出るのは、数人の男女の厳然たる声。   「 アンジェラは破れたようね・・・ 」「 ヒカリエルへの処遇は如何に? 」   「 何、アンジェラの欲望(ねがい)がヒカリエルの欲望(ねがい)に至らなかったというだけであろう。 」   「 同志の力がより高められたのだ。歓迎すべきことだ。 」   「 しかし・・・あの一件以来、主の命を果たすのに覚束ない様子で。 こちらはきわめて重い咎かと。 」   「 明けの明星(ヘレル・ベン・サハル)の名が今では皮肉ですね。 神を凌駕せんと欲し、反旗を翻したルシファーの如くの所業。 」   「 だが、我らにとってはそれすらも喜ばしきこと。 主を凌駕する欲望こそ主を満たす欲望に他ならない。 」   「 ・・・これは、試練に臨ませるべきと思います。 」「 屈辱の罰にして、偉大なる軌跡、かの試練を。 」   「 賛成だ。 」「 うむ、異存はない。」「 試すべきかと存じます。 」「 祝福しようではないか。 」   「 誇るべき同志をカルワリエ・ロクスへ導こう 」「 咎人は、試練を越えて聖人となる・・・ 」   試練の時が迫る。決断と断罪が迫られる。   それこそは聖別された迫害。       ダブルクロス 3rdEdition 「 The Liaison 」    ダブルクロス――  それは、裏切りを意味する言葉。       ■募集用件 ・日時:3月22日(木曜)21:00〜26:00 ・募集人数:3、4人 ・シナリオ傾向:所属制限なし。通常ステージ)   ・連絡事項: 参加希望の方はキャラを最大二人提出してください。 また事前に http://sororatelier.sakura.ne.jp/dual-cross/pl_list/list.cgi?id=178&mode=show の注意点を読んでおいてください。 締め切りは3/19の24:00とさせていただきます。 参加PCが決定した後に詳細ハンドアウトを作成します。 なお、このセッションはGMのPCである一条ひかりをテーマにしたセッションです。ひょっとしたら引退セッションになるかもしれません。 希望するキャラが知らなくても、最低でもPLがそのキャラを知っている人でなければ採用しない方針です。 またセッションの都合上、キャラクターも一条ひかりを知っているほうが採用率が高いです。   ・レギュレーション:Exp0〜100、陽炎の戦場ステージのPCのみ、所属制限はなし。 ・セッションチャンネル:    irc.trpg.net (irc.cokage.ne.jp)    #デュアルクロス_●て・つ    #デュアルクロス_●て・つ裏    #デュアルクロス_●て・つデータ PC1 "ロッツオブラヴ" 相川平助 あの日、一条ひかりが天使をやめてから数週間。君は孤児院の手伝いをしながら比較的平穏な日々を送っていた。 ある意味で彼女がとったのは裏切り行為なのにもかかわらず刺客の一つも送られてこない。それはいいことなのだが、嵐の前の静けさにも思えてくる。 だが何も問題がないのかといえば嘘になる。 一条美凪、キュマイラシンドロームの影響で背中に翼が生えるという異形を持ち、それ故に実の両親に虐待され、ひかりに助け出された子だ。 彼女は・・・堕天する前のひかりにそっくりだった。その容姿のせいか、自らを天使だと思い込んでおり、FHへの忠誠も格別だった。 他の子供たちとは違い、彼女は天使をやめたひかりに冷淡だった。それゆえに周りと孤立し、ひかりにつらく当たっていた。 だがある日、彼女はどういうわけか自分からひかりに「仲直りしよう」と言いだし、二人きりで街に買い物に出かけていった。 ・・・その日から美凪とひかりの姿を見ることはなかった。 シナリオロイス:堕ちぬ翼(アブディエル)一条美凪 PC2 Big Bang Fist-炸裂する一撃- 穂坂焔夜 実力のあるUGNチルドレンがFHに拉致された後離反するケースが相次いでいる。 調べてみると天使クランに属する『神の炎』というセルが彼らに接触していたらしい。 短期間で多くのチルドレンが神の炎セルに入っていることから、何らかのマインドコントロールが行われている可能性がある。 UGNは離反者の穴を埋めるためイリーガルも動員した上で、神の炎セルをおびき寄せ殲滅させる作戦に出ることにした。 君もその作戦に動員させられた一人だ。 全国の実力あるチルドレンをRラボの研究室に呼び寄せ、総合検査をするという名目の陽動作戦は途中まで上手くいったかに思えた。 だがセルリーダー我が光は神(ウリエル)が姿を現したことで状況が一変。陽動のためのチルドレンたち、特に幼い者が急にその矛先をUGNに変えたのだ。 混乱するUGNをしり目に逃走するウリエルを君は追撃。だがその顔は、ありえないはずの相手であった。 穂坂聖夜・・・被検体として君と望まぬ殺し合いをさせられ、最期には『お前が無事で良かった』と笑顔で逝ったはずの兄。 今もその表情は笑顔のままだ、だが、あの時とはまるで違っていた。 シナリオロイス:我が光は神(ウリエル)穂坂聖夜 PC3 白金糸雀-イノセンシア- 弓束胡桃 クロノスセルの残党を握り潰し、ツチノコらしき球状のトカゲを捕獲し、プランナーの秘密のポエムを回収し―――読む前に博士に取り上げられたが と、ユノやテポたん、ヨハンの協力もあって君の罪を贖うためのコードウェル博士から指示された任務はほぼ全て達成した。 しかしまだ最後の任務が残っているらしい。 ヨハンから渡されたコードウェル博士からの指令は非情、だが裏切りの汚名を晴らすに十分な内容だった。 ヨハン「 天使クランとやらに属する、『神の炎』セルを血祭りに上げろ、だとよ。こいつがターゲットだ。 」 その写真に移っていたのは理知的で誠実そうな長身の青年と、優しげな女性、そして二人の周りに集う大勢の子供たち。 ・・・よく見て見ると、女性はよく知っている顔だった。 ヨハン「明けの明星(ヘレル・ベン・サハル)とかいうやつが最近ここに移ったらしい。 ・・・おい、てめぇ顔色悪いぞ? 」 シナリオロイス:明けの明星(ヘレル・ベン・サハル)一条ひかり PC4 魔王(アークエネミー) 春日恭一 天使クラン。欧州を中心に活動し、数あるセントラルドグマ直属のクランの中でも特にFHへの忠誠が狂信ともいえるほどに強いといわれる。 その天使クランに属する『神の炎』セルにより春日一族の手の者が何人も殺害、負傷されている。 天使「主を裏切り、堕落したプランナー都築京香。 かの者に最も近き場所にいたにもかかわらず離反を未然に防ぐことのできなかったお前たちも同罪」 やつらは信仰という名の狂気に歪んでいる。ただの交渉で止まるものでも屈服するものでもない。 ファートゥム「 セントラルドグマからの通達です。 より強く、より輝かしい欲望、そして力を見せることこそが忠誠とのことです。 」 力で潰そうとする相手に対しては、より圧倒的な力で潰すしかない。 シナリオロイス:神の炎セル 当選者はハンドアウト確認の上、異存があれば早めにGMにお知らせください。 OP1 シーンプレイヤー:平助 登場不可 寒さが遠のきはじめた小春日和。財布の中は未だに厳冬ながらも君は孤児院の手伝いをしながら平穏な日々を送っていた。 子供「 へいすけー! お面ライダーBLACKごっこしようぜー! へーすけは怪人役なっ! 」 と、子供がいやにディテールのこった手作りの着ぐるみを押し付けたりなんかしてきて、なんだかんだ楽しく遊んでいたところ。 子供「 ふははははは せいぎはかならずかーつ! 」 土に塗れてやられながら、君の目に入ってきたのは木陰の下でぽつんと一人で空を見上げる少女の姿であった。 少女はぶつぶつと、まじないの言葉を呟く。その背中には、白鳥を思わすような白い翼が生えている。 一条美凪、彼女はかつてのひかりそっくりの信仰の厚い・・・というか、電波だった。 登場&RPどうぞ 美凪「・・・主よ、なんとこの世界には背徳が多いことでしょう。 誰よりも輝かしかった天使ヒカリエルですら地に堕ちてしまいました。 わたしは如何にすべきでしょう・・・ 」 その姿は、空から落ちてきた天使というよりは、巣から落ちた雛鳥のような印象を醸し出す。 引っ張ったら折れてしまいそうな細い手足、色素の薄い肌や髪、翼を出すために開けられた服の穴の隙間からはだいぶ前からある細かい傷跡が散見される。 異形の姿を疎まれ、実の両親から虐待を受けていたという、そこをかつてのひかりに助け出されて以来、彼女は天使に憧れ、天使を目指し続けている。 美凪「 おやつ、けっこうですよ それと卑猥の権化、清浄の象徴たる天使に気安く語りかけないで下さい。 」 その時美凪は頭を押し付けられる。 美凪「 ・・・うぐぅ」 ひかり「 こらっ、駄目ですよ。そんな失礼なことをいっちゃ。 」 「 ・・・ごめんなさい言いましょうね。 」 美凪「 ・・・ 」 反抗的な目のまま 「 ごめんなさい 」 しかしその視線は平助ではなくひかりに対して ひかり「 よくできました。 」美凪の頭を押さえつけていた手でなでなで 「 美凪ちゃんが、怒っている理由は・・・わかります。 でも、誰もがいつか現実を見なければいけない時が来るから 」 美凪「 ・・・ 」 曇りもせず、明るくもならず、ただ言葉を無味乾燥に受け流す ひかり「 でも、急がせはしません。 いつか、美凪ちゃんが許してくれる日がくると信じてますから。 」 美凪「 ・・・あの 」 ひかり「 ? 」 美凪「 ・・・お買い物につきあってほしい。 いい? ・・・二人きりで 」ひかりを見つめて ひかり「 はいっ! 」 その次の日から、ひかりと美凪の姿を見ることはなかった。 OP2 シーンプレイヤー:焔夜 登場不可 「神の炎」というFHのセルがある。 彼らは自分たちを天使と名乗り、才能ある子供を拉致しては自らのセルに引き入れる。 このセルを潰すため、UGNは囮を用いた罠を張った。 Rラボの研究施設。総合検査という名目で集められた大勢のチルドレン。意図的に流された情報。極秘裏に配置された精鋭たち。 罠は張った。獲物はトラバサミに足を踏み入れた。 天使「 おお、、神よ 正しき者に救いを神の敵に、滅び・・・を・・・ 」 君の炎の拳を受けて崩れ落ちる敵の天使たち。 他の味方も順調に敵を撃破しているようだ。 ・・・何も問題はない。 登場&RPどうぞ 無線「 Eブロック、展開していた敵を殲滅。 E班は戦闘中のBブロックに回れ C班は待機。 Bブロックから敵を誘導させる。 」 エージェント「 C班了解。 まだ敵が隠れていないか周辺を安全確認しておく。 アルバトロスは検査室前を固めろ、Big Bang Fistは俺についてこい。 」 そして君はエージェントとともに敵の残党を確かめにいこうと・・・ イリーガル(アルバトロス)「ぎゃあああああああ!?!? 」 振りかけると、アルバトロスが無数の針で貫かれ、倒れていた。 その背後には・・・2人のチルドレンが何の感情もない目で立ちつくし、自らのエフェクトでアルバトロスを屠っていた。 チルドレン「 ・・・・主の敵を滅さん 」 チルドレン「 しゅのてきを めっさん・・・ 」 エージェント「 こいつは・・・っ してやられたかっ。」 Eロイス衝動侵蝕(解放) 対象に選択されたのは囮のUGNチルドレンたちだけのようだ。 エージェント「 止めるぞっ! 」 演出戦闘です。チルドレンをやっちゃってください。 エージェント「 ここは収まったが・・・他の子は・・・?   がはぁぁっ!!? 」 背中を任せていたエージェントは、気付けば物言わぬ炭の塊に変えられていた。 ???「 ・・・悲しいことだ。 天使が生誕する祝祭日においても邪悪ははびこる。 」「 だが、邪悪がはびこるからこそ我らの役目が必要となる。 」 その声は どこかで聞いた覚えがある。はっきりとある。 だが、もうこの世にどこにもないはずの声。  恐る恐る振り返れば・・・やはり、と思ったその人だった。 理知的で誠実そうな長身の青年。耳までつかるほどの長さの髪が、額を覆っていたが、時折きらりとそれが逆光に輝きを返す。自分にもある、それが。 穂坂聖夜。数年前、自分の手で殺されたはずの・・・ありえないはずの人物。それ以外の誰でもなかった。 聖夜「 ・・・役目を、果たさせてもらおうか。主に与えられし役目を 」まるで料理人が調理台の七面鳥を見るような、坦々とした残酷な眼差しで 聖夜「 わたしの名は我が光は神(ウリエル) 神の敵を燃やす炎である。それ以外の誰でもない。 」 二つの炎の拳が交錯する。 だが、君の拳は鈍く、小さかった。 迷いの有無がその差を決定づけた。 気が付けば世界が反転し、身をはちきれさせんほどの熱と苦痛が全身をとりまいた。 聖夜「 役目はなった。 新たなる神々の子供たちよ わたしの兄弟よ わたしは歓迎をもって聖域に迎え入れよう。 」わずかに届いた焔夜の拳で傷つけられた腕の傷も構うことなく 最後に見たのは、虚ろな笑みを浮かべてUGNチルドレンを導いていく、聖夜の姿であった。 OP3 シーンプレイヤー:胡桃 登場不可 クロノスセルの残党を握り潰し、ツチノコらしき球状のトカゲを捕獲し、プランナーの秘密のポエムを回収し―――読む前に博士に取り上げられたが と、ユノやテポたん、ヨハンの協力もあって君の罪を贖うためのコードウェル博士から指示された任務はほぼ全て達成した。 しかしまだ最後の任務が残っているらしい。 ヨハンから渡されたコードウェル博士からの指令は非情、だが裏切りの汚名を晴らすに十分な内容だった。 ヨハン「 天使クランとやらに属する、『神の炎』セルを血祭りに上げろ、だとよ。こいつがターゲットだ。 」 その写真に移っていたのは理知的で誠実そうな長身の青年と、優しげな女性、そして二人の周りに集う大勢の子供たち。 ・・・よく見て見ると、女性はよく知っている顔だった。 ヨハン「明けの明星(ヘレル・ベン・サハル)とかいうやつが最近ここに移ったらしい。 ・・・ん? 」 登場&RPどうぞ ヨハン「 天使クラン、ってのはセントラルドグマ直属のセルらしいがよ。そのなんつーか、頭がトんでる。」「 他のセルに一方的に因縁をつけては滅ぼしたり、勝手にチルドレンを洗脳して取り込んだり。 」「 お前たちは神への忠誠が希薄だー とかいってフルボッコな。 父上も頭を悩ませてるから大人しくさせるためにどこかを見せしめにしたいんだろうよ。」 ヨハン「 今だと、春日一族に喧嘩売ってるらしいぜ。 ディアボロスが27回死亡確認されたとか。 」どうでもよさそうに ヨハン「さて、俺は父上にツチノコを届けに行くぜ。 あとよろしく 」そうするとヨハンは傍らに立てかけられた土管を肩に背負い 土管「 きゅぅぅぅぅ煤@抜けなくなっちゃったのぅ たすけてなのぅT 」 どなどなどーなーどーなー OP4 シーンプレイヤー:恭一 登場不可 天使クラン。欧州を中心に活動し、数あるセントラルドグマ直属のクランの中でも特にFHへの忠誠が狂信ともいえるほどに強いといわれる。 その天使クランに属する『神の炎』セルにより春日一族の手の者が何人も殺害、負傷されている。 やつらは信仰という名の狂気に歪んでいる。ただの交渉で止まるものでも屈服するものでもない。   天使「主を裏切り、堕落したプランナー都築京香。 かの者に最も近き場所にいたにもかかわらず離反を未然に防ぐことのできなかったお前たちも同罪」 天使「 春日一族の咎、まずは貴様が支払うがいい! 」   山水の趣が滲み出る真夜中の日本庭園、春日家の屋敷の一角に、景観とはまるで不釣り合いな天使の集団が、君を包囲し殺害せんとしている。 護衛「 ・・・大した数だが、頭には指一本触れさすものか!! 」 春日一族「 叔父上、ここはわたし達に任せて避難を! 」 登場&RPどうぞ ファートゥム「 どうもこんばんは。」 「 春日恭一さまにセントラルドグマからの通達です。 」 ファートゥム「 より強く、より輝かしい欲望、そして力を見せることこそが忠誠とのことです。 」 力で潰そうとする相手に対しては、より圧倒的な力で潰すしかない。 MD1 シーンプレイヤー:平助 登場不可 ひかりと美凪がいなくなってから数日後。 君は二人の行方を探すために街を歩き通しだった。 孤児院の子供の世話やらなんやらもしなきゃならなかったが子供たちが 「 へーすけがいるとむしろ邪魔だし、年少組の子はみてるから迷子探しお願いね 」と年長の子たちにいわれた。 まあ、なんだかんだで安心ではある。 だが手がかりはいっこうに集まらない。 そんな時公園で子供たちが遊んでいるのをなんとなく聞いてみると。 子供「 ねぇ。この街、天使様が迎えに来て 悪い人をみんなやっつけちゃうらしいよ。 」 子供「すっげー! お面ライダーみたい。」 子供「 嘘だろー? それマジなの? 」 登場&RPどうぞ  子供「 それがほんとなのよ。しかも天使様の仲間になると天使様になれるらしいよ。 わたしもなっちゃった♪ 」「これは天使の証! 」 と、羽根のようなものを服の胸ポケットの上につけた 知識:羽根 目標5 強いレネゲイドの反応を感じる。羽根の中にはレネゲイドウイルスの塊があるようだ。非常に小さな欠片だが、これは賢者の石・・・ まさかね?  子供「 駄目よっ それは天使様に選ばれないと持っちゃ駄目。 正しい心の持ち主、主に仕えるものだけがつけるのを許されるの! ってミナギエルがいってた!」 子供「 そうだ。これから悪魔の組織UGNを潰しに行かなきゃ 」 MD2 シーンプレイヤー:焔夜 登場不可 深い闇の中に何度となく繰り返される悪夢。 自らの拳が、男の体を貫いていた。 一瞬の爆発が、肉片も血潮も蒸発させて虚無を生む。やがて命も虚無へ・・・ 聖夜「・・・ははは 」 「 強く・・なったな・・・・ 」 痛みも消えてしまったのだろうか、兄の表情は一切の苦痛はなかった。 登場&RPどうぞ 聖夜「 お前が無事で・・・良かった・・・ 」微かに微笑んで 聖夜「 俺は死ぬ・・・生き返るなんて都合のいいこともないだろうな。 だが、消えはしない 」 聖夜「 焔夜、お前が生き続ける限り、俺を忘れない限り・・・俺は、お前の中に在り続ける。 思い出とか・・記憶・・とか・・・そんなんじゃなくて、ある、んだ・・・ 」 聖夜「 だから、お前は一人ぼっちだと思わないでくれ・・・ きっと、俺以外の家族だって同じさ・・・ 」 聖夜「 じゃあな・・・時間みたい、だ・・・・ 」「 おやすみ・・焔夜・・・ 」  聖夜の体が崩れ落ちると同時に、莫大なエネルギーが拳を伝って頭に昇っていくのが確かに感じられる。 ・・・・そして再び意識は一切の闇へ 「・・・・や・・・んや・・・ 」 闇の中で、何かが聞こえた気がするが、それを聞き取ることはできず、また更に深い闇へ。 目が覚めると、そこはUGNの医務室のベッドの上だった。 だが、安心して寝続けていられる状況ではないことは、医務室にずらりと並んだ怪我人とホワイトハンドの面々でわかる。 エージェント「 ああ、焔夜さん。 目覚められましたか? 体はだいぶ前に治ってはいたんですが、意識がずっと戻らなくて心配だったんですが 」 エージェント「 それよりも、すぐに動けるなら手伝っていただきたい。 」「 街のあちこちで天使と名乗る連中が暴れてます。 」「 中には拉致されたUGNチルドレンも 」 MD3 シーンプレイヤー:胡桃 登場:恭一 神の炎セルはここ数週間で日増しに大きくなっているセルだ。規模的に自分だけでは太刀打ちできないだろう。 そこで神の炎セルに執拗に狙われているという春日一族をあたってみることにした。 アポなしだけど、ゴミ捨て場で死にかけている春日恭二に協力してもらうよりは本山にあたるほうがまだ確実だろう。 ここは東京都某所の春日本家の屋敷。大名屋敷のような立派な門構えの広大な日本屋敷の入り口である。 門前には金剛力士像さながらのおっかない門番が道を塞いでいる。厳戒態勢のようで、蟻一匹這い出る隙間がない。 登場&RPどうぞ MD4 シーンプレイヤー:平助 登場:焔夜 子供が天使に会ったという場所にやってくると、そこは廃工場だった。 奥に進むにつれて、その正体が露骨になってくる。 子供「 ここだよ 」 ナニかが浸された培養層、難解なレポート、様々な実験器具、よくわからない色をした薬瓶、こびりついた血の痕   一方、焔夜もまたUGNの他のメンバーとともに、ジャームの発生個所であるこの工場を調べていた。 他のメンバーと別行動をとりつつも奥に進む。   そして二人が出会ったところには、物音の漏れ出る一つの扉。 その先には何が・・・ 登場&RPどうぞ 美凪「 信じてたのに・・・・信じてたのに・・・しんじて・・・ 」 ぶつりぶつりと、哀しそうに泣きわめく天使・・・いや、子供がそこにいた。 その傍らには、物言わぬ一条ひかりがベッドに伏せられていた。二人は、電極のような装置で互いに繋がれていた。 美凪「 こうなったのは・・・おか・・・あなたのせい、なんだから・・・!! 」 「 でも、いいわ。あなたの力は、あたしの信仰で存分に使ってあげる。 」 美凪「・・・ ひわ・・・平助・・・ 」振り返ってぎろりと睨んで 美凪「 うふふ、堕落した天使の代わりにわたしが天使に、リエゾンエージェントになったのよ。ウリエルのおかげでね。 」「 わたしの本来の力じゃ、足らなかったから・・・ 」 美凪「 大丈夫。邪悪にならない限りはあなたや、孤児院の他の子たちに手は出さないから。 」 美凪「 平助、あなたがFHで、主に仕える者の一人なら そこのUGNの人を殺しなさい。 」「 UGNは主に逆らう悪い奴。 自分勝手な大人たちの組織。わかるよね? 」 美凪「 ・・・力は吸い尽くしたから、ね、裏切り者は相応しい場所で処刑しなきゃ。 」 美凪は瞬間退場及び瞬間退場2を使用。 ひかりとともにシーンアウト。 MD5 シーンプレイヤー:胡桃 登場:恭一 春日一族の協力を取り付けた胡桃。 恭一はすぐさま春日一族の情報力を結集させ、「神の炎」セルのセルリーダー、我が光は神(ウリエル)の居場所を特定する。 「神の炎」配下の天使たちは一族の精鋭たちに任せ、自らと胡桃は王手に迫る。 漆黒の炎に包まれたその男、ウリエルの目に宿るは理知ではなく狂気。周りにも同様の表情を浮かべた天使たちが待ち構える。 大天使と魔王の戦いが始まろうとしている。 登場&RPどうぞ ウリエル「・・・首魁が自ら裁かれにくるとは、観念したのかな? 」くっくっく 「膝を地につき、こうべを垂れ、許しを請うならば量刑も考えよう 」 ウリエル「 愚かな・・・私を倒せるのは、私が仕えし主以外にありえない。 」「 苦痛と後悔を抱いて地獄に堕ちよ 」 各自の最強の攻撃が大地を揺り動かし、空を震わせる。 天使たちは応戦するも、恭一の言葉の渦に飲まれ、次々と地に墜ちていく。 だが・・・最後の一人はまるで別世界のことのように意に介さない。どれだけの技を駆使しようとも傷一つつかない。 Eロイス:究極存在 ウリエル「 悪魔に討たれしわたしの兄弟たちよ、嘆く必要はない。君たちは立派に役目を果たした。 君たちの欲望(ねがい)はわたしが代わりに叶えてあげよう。 」 その体のあちこちの部位がぐぐっと蠢いた。肩、首筋、拳、鳩尾、腿、脛、2つや3つではない、何十という部位が。 そしてその部位はほどなくして光に覆われる。あれは・・・ 胡桃は思い出す。 UGNの不得雄二がソレに近いものを宿していたことを。 そしてソレの輝きは雄二のそれとは同質ながらも違うものであることを。 ウリエルが拳を振るうと、 反応する間もなく爆炎で吹き飛ばされてしまう。 ウリエル「さて、選ばれぬ者は、ご退場願おうか。 己の脆弱さを悔いながら果てるがよい!!! 」 ユニークアイテム:プライメイトアースを使用。シーンに登場するDロイス及びEロイスを所有しないキャラクター全てのHPが0になる。 春日一族「 伯父上っ、これ以上は危険ですっ いったん下が・・・ うわああああああああっ!!? 」 暴れ狂う裁きの炎が戦況を一変させていく。街の姿を、その場の空間を、黒の炎一色に塗りつぶしていく。 その場にいた春日一族は全滅してしまった! ウリエル「 ふははははははははははははは!!! 」 ウリエルは己の力に酔いしれているようだ。そのあまりにも強烈な焔はウリエル自身の身も焦がし、肌を爛れさせている。気にしてはいないようだが。 注意がこちらに再び向かぬうちに逃げるしかないだろう。 MD6 シーンプレイヤー:焔夜 登場:胡桃、平助、恭一 市内は天使たちの暴挙のせいでめちゃくちゃだ。 さらに、ウリエルの力と存在は市内にいるオーヴァード全てにその脅威を感じとらせていた。 放置すれば、街どころか世界を壊しかねない。そして一刻の猶予もないだろうと。 そしてウリエルの配下となった美凪と処刑されるというひかりの行方はいかに。 登場&RPどうぞ(情報収集シーン) ・一条ひかりについて 情報:FH 目標:6 ・一条美凪について 情報:FH 目標:7 ・穂坂聖夜について 情報:FH(演出シーン後焔夜は+4) 目標:7 ・ウリエルについて 情報:FH 目標:9 焔夜は、聖夜についての情報を集めている過程で幻聴が聞こえてくる。 だがそれにしては、はっきりと何かを感じる。 ???「・・・・ヤ 。。。えん・・や・・・ 」 幻聴は・・・次第に意識を傾けるにつれ はっきりと聞こえてくる 聖夜「 お・・レは死ぬ・・・生き返・・・るナンテ都合のいいことも・・・ないだろ・・うな。 だが、消え・・・はシナい 」 いや・・・これは、あの時の記憶。 そうだ・・・言っていた。 思い出した。 聖夜「 焔夜、お前が生き続ける限り、俺を忘れない限り・・・俺は、お前の中に在り続ける。 思い出とか・・記憶・・とか・・・そんなんじゃなくて、ある、んだ・・・ 」 ・一条ひかりについて  美凪によって触媒の力を酷使され、彼女を著しく強化している。また同時に生命力もほとんど奪われており、放置すれば処刑されるまでもなく死に至る。 またレネゲイドのコントロールも危うく、ジャーム化する危険性もある。 クライマックス時に侵蝕率80%を有し、PCと同じく衝動判定を行う。 美凪によって処刑が開始され、攻撃を受けるごとにリザレクトかタイタスを切る。戦闘終了後はバックトラックも行う。 力を奪われているために触媒は使えないしエフェクトも使えない。奇跡でも起こらなければ。   ・一条美凪について キュマイラシンドロームの影響で背中に翼が生えるという異形を持ち、それ故に実の両親に虐待され、ひかりに助け出された子供。 その容姿のせいか、自らを天使だと思い込んでおり、FHへの忠誠も格別である。そのため天使をやめたひかりに対して裏切られた思いからつらく当たっている。 しかしそれは自分が孤独になる恐怖の裏返しである。虐待されていた時、家庭で誰も味方がいなかった時の再来を恐れている。 その恐れゆえにウリエルに従った。しかし彼女の力は天使になれるほどのものではない。 ゆえにウリエルはEロイス愚者の契約を用いてひかりの持つ触媒を美凪に取り込ませて強制的にレネゲイドを活性化させている。 その代償はひかりの生命力であり、自らの理性である。 ・ウリエルについて 穂坂聖夜が死んだときに遺された賢者の石の集合体がレネゲイドビーイングとなった存在。 聖夜の願いである「自分たちのように、大人の都合で犠牲になる子供を出したくない」という思いを強く抱いており、 その想いの強さをセントラルドグマに認められ「天使」となった。 プライメイトオーヴァードの研究過程に利用され、疑似的なプライメイトオーヴァードの能力を所有する。ただし本来のものよりも能力はずっと低い。 プライメイトアース→範囲が小規模(使用済み) エターナル→HP回復量は最大HPの半分 リターンズ→100ではなく30まで ただしその力はあらゆる攻撃を寄せ付けないE究極存在 しかし、自分の力で自分を傷つけることはできる。つまり聖夜の力を一部でももった者の攻撃は受ける可能性があり、同時に究極存在も解除される。 ・穂坂聖夜について 数年前にFHの実験で賢者の石の適合者を戦わせ実弟である穂坂焔夜に倒された。 その実験は強制的に賢者の石の力を集約させ、最終的にはプライメイトオーヴァードを作るつもりだったようだ。 本人は死亡が確定しており、彼の持っていた賢者の石の力は焔夜に受け継がれた。 だが、資料によれば彼は何十という賢者の石を移植されたらしく、通常なら当時の焔夜が勝てるはずはない。 推測でしかないが、おそらく暴走した彼は自らの賢者の力同士を自分に向けて力を拮抗させ、わざと自分を弟に殺させたと思われる。 また焔夜が受け継いだのはその力の全てではなく、焔夜のキャパシティに収まる程度の力だけだと思われる。 クライマックス シーンプレイヤー:平助 登場:焔夜、胡桃、恭一 闇夜が明るく照らされる、燃える街に照らされる。 街の裏山。ここからはっきりと見える。世界の終末の景色が。 磔刑台につながれた一条ひかりを前にして、処刑人が歩み寄っていく。 ウリエル「・・・さあ、あなたの手で殺すのです。裏切り者を。ダブルクロスを。 」 美凪「・・・・・・ん 」 ウリエル「 何か? ミナギエル 」 美凪「 いえ・・・ では、執行します・・・ 」 その顔は平然としているがうっすらと涙が頬を伝っていた。 登場&RPどうぞ Eロイス:堕落の誘い ひかり-5m-ウリエル(20)美凪(16)-5m-PT ・セットアップ: ウリエル:E孤高の超人 →赤方偏移世界5 美凪の行動を+12  アンタッチャブル所有 グローイングクリスタル所有(賢者の石+1) エンジェル(賢者の石+1) 美凪:戦いの予感 行動46 無明の世界、ヴォールトキーパー:ハンティングアイ、エンジェル(ライトスピードor) 【ウリエル】 ・イニシアチブ 極大消滅波 →ヴォールトキーパー:狂気の沙汰  (ダメージ減少−10) 時間凍結 アージ:ヒートシフト CR−1 加速する時 ・マイナー 白熱 ・メジャー Eありえざる存在使用 かまいたち取得 コンセ:サラ+炎の刃+瞬速の刃+炎神の怒り  23r7+5 23r4+5 (賢者の石) x+1d10+24 ・リアクション ドッジ 14r9+5 ・オート 黒星招来 燃える魂 プライメイト:エターナル ワームホール 【美凪】 ・マイナー 完全獣化+セントールの脚+ハンティングスタイル+鷹の翼 ・メジャー サイレンの魔女+魔獣の本能+さらなる波+リフレクトレーザー+幻惑の光+フィジカルエンハンス 放心+装甲無視+リアクションダイス−5 12r9 17r9 x+1d10+27 (移動しなかった場合−10) ・常時 一陣の風 ・イニシアチブ 加速する時 ・リアクション オート:鏡の中の人形3回 リフレ:ハヌマーン+残像 17r7 ・オート 不死なる獣 10d点減少 魔獣の証 空蝉 シャッフル 光の守護 D業師 ライトスピード アージ:ツイストレーザー3回 (ドッジ強制失敗させる) 焔夜が賢者の石使用したら、聖夜がグローイングクリスタルを使用 使用回数回復。